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たしかに、お客様のお隣には新築工事で建物を立てていました。そこの作業をしていると言っても、実際に作業しているのか?悪質訪問業者なのか?証明することが出来ません。
お客様がその場で断ったのは、幸いな行動だと思います。その作業車には、『ちょうど作業に入っているので、同時に作業しましょうか?』とも言われたそうですが、このセリフは悪質訪問業者も同じように言います。そのため、その場で治してもらうとかはしない方が良いかと思います。お見積り者や契約書の取り交わしを行ってから、作業を依頼した方が良いかと思われますよ!悪徳・悪質訪販業者やリフォーム会社について書いたコラム
『飛込み訪問業者や悪質訪問リフォーム業者などの無料点検詐欺への対策方法として』
ただお客様としては、本当に屋根瓦が浮いているのか、分からないこととすぐに治してもらえると思って工事を依頼すると、作業自体は何もしていないのにお金を請求してきたり、作業完了後に思わぬ違法な高額な金額を請求されることもありえます。
焦っての工事の依頼だけはしない方が良いかと、皆さんにお伝えしたいですね。
後日、お客様の元へご訪問させていただき、挨拶の後に上記な様なヒアリングをさせていただきました。その後は、屋根の点検を行うため、玄関屋根もある一階屋根に脚立を設置して登って、一階屋根から今度は二階屋根に登って屋根の点検調査を行っていきました。ちなみに、お客様にはお聞きしましたが、室内への雨漏りは一度もしていないそうです。
二階屋根まで上っていき、その怪しい屋根職人が瓦浮きしていると指摘した屋根面まで、辿ってみたのですが・・・
まぁ~、当然な話ですが、屋根瓦の浮きなんて全くないほどの綺麗に施工された屋根瓦でした!
築年数が経過しているだけあって、屋根瓦の表面が色裂けしていているぐらいで、それが雨漏りの原因になるとは考えにくい結果でした。年数もそうなんですが、焼成された時期や窯元の状態などで、表面がはじけやすい屋根瓦は実際にありますが、その屋根瓦を新築時点で使わないように弾くことは不可能な話となります。
それ以外には、TVアンテナが経年劣化になり錆びついてしまっております。
その錆に付いた、雨水が流れ出して屋根瓦の表面に痕を付けていました。
屋根漆喰の方は、黒ずみが出ていまして劣化しかけかなと予測されました。今時期頃から、屋根漆喰の塗り替え工事も時期的に間違っておりませんね。
二階屋根部分は、屋根漆喰の方が気になりました。
その他は、声をかけてまで伝えなければいけないほどの、緊急性の状態ではありませんでした。
二階屋根から一階屋根に戻ってきまして、一階屋根部分にも点検を行ってみました。
脚立を設置した場所が、一階屋根の大棟部になりましたので、そのまま、大棟部を点検調査を行っていきます。
大棟部の棟瓦の積み上げ方が、かなり腕のいい職人さんを使っていたのか、かなり綺麗な施工を行っておりました。
綺麗な施工だと判断できる場所が、赤矢印先の積み上げられた棟瓦の接続点が、全てあっていることです。
意外に、この接続点を合わせるのが難しくて、それ相応の腕が無ければこのように真っすぐにそろうことはありえませね。
とは言え、積み上げた棟瓦の通りが綺麗だったとしても、こちらも屋根漆喰が剥がれていたりして、塗り替え交換の時期かなと感じられました。
桟瓦など屋根の平部に使われている、屋根瓦全体を調査してみました。
特に、破損や亀裂など劣化していた屋根瓦は、一枚もありませんでした。むしろ、築年数の割には綺麗な屋根施工がされておりました。
外壁の方も屋根漆喰と同様に、劣化が来ていて塗り替え交換の時期が来ていました。ちなみに、塗装での塗り替え工事など作業を行うときの注意点で、みなさんがよく勘違いされますが、塗り替え塗装に使われる塗料には防水効果は全くありませんよ!
ではなぜ、塗り替え工事を行うかと言うと、外壁に重ねるように塗料を塗ることで、外壁に被膜ができ紫外線から防いでくれる役割を持っています。紫外線を少しでも当たらなくなると、その分の年数が外壁の寿命を長持ちさせてくれるようになります。
そのため、物自体を長持ちさせるために、塗装の塗り替え工事は15年に一度のペースで推奨しています。防水効果はありませんが、結果的に外壁を長持ちさせるようになります。
(塗装による塗り替え工事を行った場合のみ)
『ついでにやってあげるよ』という甘い言葉にはのらないでください‼
屋根点検中に撮影した、写真をお客様に見てもらいながらご説明させていただきました。屋根瓦の浮きや雨漏りがしそうな箇所が無かったことを伝えさせていただきました。お客様も、屋根には問題が無かったことを安堵していました。今回のお客様のように、最初の話(お隣の屋根業者)に乗らずに、自分で探した業者に屋根点検をお願いすることが結果的に良かったと思います。『すぐに工事をします!!』と言うのは、工事終了後すぐに高額の請求書が届くこともあります。まずは口約束でもない正当な見積依頼をしてから、工事をするのかどうかを家族で考えてほしいです。アメピタ名古屋南店では、雨漏り点検やお見積作成もしていますのでお気軽にご連絡をください。専門用語に関してこちらのページも読んでください↓↓↓
『瓦屋根からの雨漏り原因と最適なメンテナンス方法』
雨漏りした時の自分で応急処置を行うのなら!
『被害拡大を防ぐ!雨漏りに必須の応急処置【アメピタ】』
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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