吹田市のお客様よりホームページを見て、ぜひ無料点検をしてもらいたいとご連絡をいただきました。
お話では近所の方に屋根の上で板が破損していると指摘され、確認してみると整然と並んだ屋根材の一部が確かにズレているのを発見。雨漏りが心配になり、すぐに業者を探そうとホームページで検索し、安心できそうだと当社にご相談いただきました。
現場の様子をお伝えいたします。

現場に到着してみますと、頭頂部付近の屋根材が確かにズレています。
近所の方に指摘されるまで気づかなかったそうで、いつから破損していたのかは不明とのこと。
今のところ雨漏りはしていないそうですが、確かに心配です。

屋根に上がってみますと、ご覧の通りスレートの一部が割れてズレていました。

スレートはセメントと繊維とを混ぜ合わせ、板状に加工した屋根材です。
スレートには粘板岩を板状に伸ばした天然スレートと呼ばれるものがありますが、非常に効果で扱いも難しく、日本ではあまり目にしません。
大半は化粧スレートと呼ばれるもので、よく耳にする「コロニアル」「カラーベスト」はその化粧スレートの商品名です。

値段もお手頃でバリエーションも豊富なため人気もあり、目にする機会も多いのではないでしょうか。
また、非常に重量が軽いため耐震性も高く、加工がしやすいといった理由から施工費用も安くすむ場合が多いです。

メリットばかりのスレートですが、セメントを主成分としているため防水性が低く、表面を塗装し、防水性能を保つ必要があります。そのため、本来の耐久年数を維持するには定期的なメンテナンスが必要になります。

メンテナンスを怠り、塗膜が劣化してしまうと防水性はなくなり、スレートに雨水が染みこんでさらに劣化してしまいます。そうして浸透した雨水がカビや苔を発生させるなど悪循環はさらに進み、スレートの下に敷かれた防水紙（ルーフィング）まで傷めてしまうなど雨漏りへと繋がることになってしまいます。

割れていたのはこの一枚だけでしたので、原因としては強風時に何か飛来したもがあったのかもしれません。

ただ、思ったよりも前に割れていたかもしれません。
破損したスレートを撤去してみると、粉になった繊維質がかなり付着しているようです。チョークで線を引いたように白い跡が残っています。

屋根材の下には防水紙（ルーフィング）があり、屋根材とセットで雨水を防ぎます。そのため、すぐに雨漏りになるわけではありませんが、当然、放置するわけにはいきません。
本来であれば、重なりあうことで雨水を防いでいたわけですから、正常でない水の流れは当然、他の場所に負荷をかけることになります。

他には割れや欠けもありませんでしたので、スレート屋根の一部補修工事をご提案させていただきました。

スレートは非常に薄いため、点検時などの業者による踏み割れという事例もあります。
ご相談の際は安心出来る業者にご依頼ください。

また、当店では随時、無料点検を行っております。
雨漏りになる前に、お気軽にご相談ください。