こちらのお宅では屋根材としてスレートを使用しています。
セメントを主成分とし繊維と混ぜ合わせ板状に伸ばしたもので、瓦よりも軽く、耐震性に優れている点が特徴です。
半面、割れやすいといったデメリットがあり、飛散した板金の影響か周辺のスレートが割れており、こちらも交換しないと雨漏りに繋がってしまいます。
頂上部ではアンテナからの錆がスレートに染み込んでいる状態です。
スレートはセメントを主成分としているため防水性が低く、塗膜による保護が必要となります。
スレート自体の耐用年数は20~25年ほどといわれていますが、塗装の劣化はそれよりも早く、早めに再塗装などのメンテナンスを施さねばなりません。
こちらのお宅でも塗膜が劣化し始めており、錆も染み込んでいるため、早々に対処しないと下にある防水紙(ルーフィング)や野地板を傷め、思わぬ出費となるかもしれません。
落下による二次災害はなかったものの、同様に劣化している箇所が多く、早々の対処が必要ででした。その点では今回、無料点検をお申込みいただき、発見できたことは幸いでした。