名古屋市瑞穂区にて、雨樋の竪樋の位置間違いにより雨が降るたびに雨漏りが発生するそうです。竪樋からの雨水が溢れて、長い時間をかけて棟が崩れて壁際から水が回り、屋根裏を腐食させていました。その原因と状況判断するために、雨漏りの点検調査を行いました。
雨漏り点検をし始めて、施工方法や使用材料でかなり理解に苦しむ状態でした。まずは雨漏りしていた原因として・・・1.赤矢印の集水器の中に水流れの穴がふさがれていた。2.雨水が溜まりすぎて箱の上部分から水が溢れてしまっていました。3.溢れた雨水が棟の中に侵入してしまった。4.棟の内部から崩壊したのかと考えられます。棟から侵入した雨水が、壁の方に流れてしまい壁の内部から屋根裏へと雨水が回って雨漏りするようになりました。
棟瓦が内部からの崩壊で崩れたため、棟のし瓦の支えが無くなった鬼瓦も壁の方へと倒れてしまっています。
ケラバ瓦も壁側に重心がズレていたため、ケラバ瓦自体が浮き始めてしまい隙間が出来ています。
この様な1階屋根がある場合は、赤矢印の外壁面に雨樋の竪樋を取り付けるのが、正解かと思います!写真の位置で取り付けられているため、こちらの位置では、ほぼ100%雨漏りの原因となりえます。
あと赤矢印先の【集水器】をこのような場所には取り付けません!!
今回のように、内部の水流の穴がふさがれてしまうと、全部上部から溜まった雨水が溢れてしまいます。
この1階の屋根で使われている屋根瓦もかなりいい商品が使われていました。
たぶん、お客様のご要望があってこのような高額な商品を使ったんだろうと感じました。
弊社が作業をしたわけでは無いですが、だからこそ余計に悔やみます。
この様な技術力が全くない作業者のお陰で、お客様の大事な建物を雨漏りをおこすような作業をしていったことを。
弊社、アメピタ名古屋南店の協力業者さんは、しっかりとした作業を自信をもって行っていますので、お客様の皆様もご心配することが無いようにしっかりした作業を勤めています。
軒先瓦とケラバ瓦が合う角に使われる【小角瓦】が落ちかけていたので、脚立が届く所であったためお客様が脚立に乗って、養生テープを貼って【小角瓦】をテープ固定していました。
こちらも、あまり見かけない(追加工事価格が高額になるため)屋根施工の工法です。大工さんの方で作り上げたケラバ二重破風と言う工法で作り上げられていました。
そして、屋根工事屋さんが綺麗な隙間を付けてケラバ瓦を取り付けて行ってあります。
最後に左官屋さんが、飾り屋根漆喰を綺麗に塗っていったはずなのに・・・たった一人の業者さんが、雨樋の取り付け位置を間違えた不良施工を行ったことで、雨漏りがここの部分まで雨水が回ってしまっていました。
雨水が回ったおかげで、綺麗に施工された飾り屋根漆喰のほとんどが、剥がれ落ちてしまっていました。飾り屋根漆喰とは言え、内部からの雨水にはどうしようも出来なく、無残に剥がれ落ちるしか手が無いのですね。
お客様には、スマホで撮影した写真を見ていただきながら、今回の雨漏り点検の報告を進めさせていただきました。棟などが崩れていたのはお客様も気が付いていましたが、その崩れた原因が雨樋の竪樋部分だとは思いつかなかったそうです。今後の工事の提案(屋根漆喰を使った修繕工事)を伝えさせていただき、お見積書を作成してお客様にお渡しに参りました。
次回の現場ブログはこちらから読み進めますよ↓↓↓『名古屋市瑞穂区にて雨樋から溢れた水漏れが原因!崩れ損壊した雨樋と屋根の修理!』
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
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初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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