築20年ほど経っているということで、棟板金を留める釘にゆるみが出たり、長年風にあおられて隙間ができていたりしたのでしょう。また、屋根材であるスレートも黒くカビが生えて劣化している様子が見られます。
今回は、屋根修繕後に再塗装を施します。スレートは、表面の塗装によって防水性を保っています。色褪せ塗膜が無くなってしまうと、スレートそのものが水を吸い、乾燥することで反りが出たり凍害によりもろくなったりしてしまいます。併せて、金属である棟板金も錆による劣化を防ぐため、同じく塗装で保護します。
塗装は、下塗り、中塗り、上塗りの3回で完了となります。まずは高圧洗浄により汚れやカビなどを洗い落とし、スレートには接着剤のような役割をする下塗り材を塗ります。棟板金に塗っているのは錆止め効果のある塗料です。
中塗りと上塗りは同じ塗料で、塗り重ねることによってしっかりとした塗膜を作ります。
チョコレート色のきれいな屋根に生まれ変わりました。気を付けていただきたい点は、屋根の塗装はあくまでも防水性を高めることが目的であって、雨漏り補修にはならないということです。屋根材自体に不具合があったり、下地に穴が空いていたりしたら、塗装だけでそれらをカバーすることはできません。アメピタでは最適な補修、メンテナンスをご提案いたします。屋根の傷みや色褪せが気になる方はぜひお問い合わせください。