東浦町にお住いのお客様より、雨漏りして困っていると言うご相談をいただきました。ご連絡をいただいた際、お客様は弊社との距離が遠いことを恐縮にお話ししていました。ただ、こちらもそこまで距離が遠いとは感じなかったので、『大丈夫です!』と伝えさせていただきました。その後、お客様のご都合を聞かせていただきご訪問日を決めさせていただきました。ご訪問日にお伺いし、お客様との簡単な挨拶を済ませてから、早速、雨漏りしている部屋まで通していただきました。お客様が一番初めに、雨漏りが発生していることを発見して確認した天井です。確かに、雨漏りしていた雨染みが今もまだ残っていました。
内壁向こうの隣の部屋にも入らせていただきました。そちらの部屋には、調度、押入れがありました。押入れの上段の棚に当たる【天袋】にも、確認してみました。案の定、こちらも雨漏りの雨染みがありました。
天袋の雨漏りの痕はありましたが、どのように雨漏りしていたのか診断したかったため、赤外線カメラでもあるサーモグラフィーにて撮影させていただきました。赤外線カメラで撮影した写真で、オレンジ色のところが通常の温度の状態になります。青色(紫色)の範囲が、雨漏りしていてヒンヤリ温度が下がっていた場所となります。赤外線カメラから判断して、右奥の方で雨水が落ちていたのか溜まっていたように考えられます。
昔の建物でよく使われていました、谷樋鉄板の材質に銅板が使われていました。この建物の新築時代には、銅板で谷樋を施工することは主流でした。ただ時代が変わり、同じ場所に雨粒が流れ続けて擦るように銅板の厚みが無くなってしまいます。最後には穴が開きだすとか、雨に酸性雨が混ざっていてそれも相まって銅板が余計に穴が開くとも言われています。
銅板表面が茶色っぽく、水流れみたいなところが、銅板の劣化しているところになります。よく見てみると、その茶色っぽい箇所が一定の範囲で尚且つ屋根瓦から雨水が流れてきそうな場所となるところが多いです。
谷樋鉄板の表面部分の茶色がかった場所を調べてみると、表面に穴が開いていました。この様な穴が開いているところが、複数個所もありました。
谷樋鉄板が取り付けられていたところが、一階屋根にあり外壁際で干渉しまう場所もあります。作業状態で、干渉する場所を考えながら作業提案をお客様にお話ししたいと思います。
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地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
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