東浦町にお住いのお客様より、ご相談のご連絡がありました。
お客様の敷地から屋根を見上げた時に、屋根に設置しているテレビアンテナが倒れているらしいです。
倒れた原因と倒れたときの拍子で、周辺の屋根瓦が破損していないかを調査するために、雨漏り屋根点検にお伺いいたしました。
お客様の元へご訪問させていただきまして、テレビアンテナが倒れているのが見えた場所まで教えていただき、そこから屋根上を見上げてみたら、確かにテレビアンテナが倒れていました。
屋根の大棟部に跨ぐように、テレビアンテナを置いていきます。
その後、テレビアンテナの棒状のところから、屋根の3方向及び4方向に向かって倒壊防止のワイヤーを、お互い引っ張り合いアンテナ自体を倒れないようにしておきます。
昔のワイヤーが、経年劣化による腐食で切断されることもありえます。
そうすると、ワイヤーのお互い同士がちょうど良い感じで引っ張り合っていたものが、一本でも腐食で切れるとバランスが崩れて倒れてしまうケースも多々あるかとおもいます。
バランスが崩れている時に、台風並みの強風が吹けば倒壊することもありえます。
屋根勾配が4寸勾配ほどの緩かったため、ベランダから脚立を設置して屋根の上に登ってみました。
屋根上のテレビアンテナが倒壊している場所になります。
テレビアンテナは倒れていましたが、幸いなことに倒れた衝撃で屋根瓦が破損していなかったのは、不幸中の幸いでした。
テレビアンテナは、細い鉄の棒だらけなので、倒壊しても屋根瓦を割ることは無いのでは?と、思った人もいるかと思うのですが、意外にもテレビアンテナの倒壊した衝撃で普通に屋根瓦は割れることもありえますよ。
もし今現在、屋根のテレビアンテナが倒壊しているのなら、早いうちに近隣の屋根工事専門店に点検の依頼をしてもらうのもいいかもしれません。
案外、屋根瓦が割れていてそこから雨漏りの原因が、出来上がっているかもしれませんよ。
弊社アメピタ名古屋南店でも、そのような屋根調査も行っていますので、お気軽にご連絡をください。
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テレビアンテナをよく見てみると、テレビアンテナの倒壊防止のワイヤー線が、所定の位置から外れていると言うか伸び切ってしまっていました。
こちらの東浦町のお客様のテレビアンテナを作業していった作業者ですが、本当に信じられない作業をしていたのが発見しました。
写真の部分が、隅棟部の崩れ防止用の針金にテレビアンテナの転倒防止用のワイヤーを縛ってありました。
私も、この業界に入って30年以上業務に携わっていますが、たまに見かける最低なテレビアンテナの設置方法です。
本来、テレビアンテナの倒壊防止のワイヤーを引っ張る際は、3方向or4方向の軒先部の軒板まで引っ張って行って、軒板に長い釘などを打ち付けてそこに取れないような縛り方でワイヤーを設置するのです。
この写真の様な、はっきり言って手抜き作業のテレビアンテナ屋は、軒先部の軒板まで引っ張るのが面倒になり、このような隅棟の崩れ防止針金に縛って、正確な作業から逃げて行く作業者も一定数います。
ではなぜ?隅棟崩れ防止の針金に縛ってはいけないかと言うと、今の針金は皮膜付きの針金のため延びることも少なくなりましたが、この当時の針金は経年劣化による伸びると言うことがありえます。
針金が伸びてくるのに、テレビアンテナの倒壊防止のワイヤーを縛って大丈夫なのか?と考えれば、このブログを読んでいる皆様も、危険な行為だと感じることが出来るのではないかと思っています。
ちなみに写真にも写っていますが、テレビアンテナの倒壊防止のワイヤーの先端が腐食して錆びていたことも報告させていただきます。
丁度、手持ちにハサミ(鉄棒切り)があったので、屋根漆喰が塗られている位置を探ってみました。
ハサミを当ててみて、熨斗瓦の赤い線の位置に屋根漆喰が塗られていることがわかりました。
ハサミを熨斗瓦の表面に出してみて、同じ場所になるところが屋根漆喰の位置となります。
そうすると、ハサミの先端から熨斗瓦の二段目の位置まで間が、一段目の熨斗瓦同士の隙間に雨水が入るとそのまま大棟の中に雨水が染み込み、結果的に雨漏りする可能性が出てきます。
強風が原因なのか?先ほども書いていました棟の針金が緩んだため、隅棟部の冠棟瓦が一部ズレが生じていました。
隅棟部を結束していた針金が、経年劣化で伸びていました。
1990年以前の日本瓦(J形)のお宅では、棟の結束針金が古いタイプ(皮膜がついていないタイプ)が使われていることもありますので、一度屋根リフォーム工事を行った方が良いかと思いますよ。
屋根点検を行いまして、お客様には撮影した写真を見ていただきながら、ご説明させていただきました。
その際に、工事の提案をさせていただきそれに沿ったお見積書を作成して、お客様にお渡しにまいりました。
こちらの次回の現場ブログはこちらから進めますよ↓↓↓
『東浦町にて倒壊したアンテナを解体回収作業と棟瓦の隙間に防水処理を!』
こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で瓦工事という雨漏りの専門家として営んできました。
住宅屋根の雨漏りに関しては勿論のこと、小規模な工事や住宅外壁、住宅の内装に関してもお気軽にお問い合わせください。
初動現地調査には、写真の私が責任をもってお伺いします。
なお雨漏りの原因究明に関しては、初動現地調査の際に判断しますが、場合によっては後日、私と雨漏り箇所の担当業者と再度お伺いして、細かくチェックを行った後に原因を究明したいと思います。
ぜひ一度、御見積り・現地点検調査無料のアメピタ名古屋南店にお気軽にご連絡ください!!
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