横浜市都筑区荏田南にて台風の影響で屋根瓦がずれてしまったとお問い合わせをいただきました。今のところ雨漏りはしていないという話ですが、築年数が４０年は経っているということもあり、その間のメンテナンスをしていないことから油断はできない状況です。おそらく屋根の下の防水紙は劣化しているため、雨漏りするのは時間の問題と思われます。

台風被害を受けた屋根の状態

　現地に到着し、屋根を確認すると瓦がめくれて防水紙が露出している状態でした。瓦は1枚あたり2.8kgほどあり、さらには重なりあうように固定されているためよっぽどの強風でなければこのような状態にはなりません。このことから台風の強風が相当強かったことが伺えます。また、ずれた瓦は収め直すことで対応できますが、何枚かは割れているので、仮養生処置をさせていただきます。

鬼瓦の漆喰剥がれなどの問題が発覚

　台風被害を受けた箇所以外に、屋根には問題が確認できました。左写真の鬼瓦付近は漆喰が剥がれており、鬼瓦の固定も弱くなっていました。また、平部の瓦は長い年月によって汚れが付着している状態です（右写真）。

割れた瓦をテーピングにて仮養生

　破風板の塗膜が剥がれて下地が露出していました（左写真）。それによって下地の木部が水分の影響を受けやすくなるため、水分による腐食や経年劣化を早めることにも繋がります。
　先程屋根の調査を行った時に、割れてしまった瓦はテーピングによる仮養生をさせていただき、ひとまず雨漏りの危険を最小限に抑えるよう対応させていただきました。
　今回の調査から屋根の葺き替え工事をご提案し、防水紙や屋根材を新調するようご説明させていただきました。アメピタでは1,097,800円から屋根葺き替え工事をご案内しております。屋根の形状や大きさ、使用する材によって価格は変わるため、詳しい費用をお知りになりたい方はお気軽にご連絡ください。