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まずは屋根に乗っている、経年劣化して雨漏りしている古い屋根瓦を、一枚ずつ剥がしていきます。昔の屋根瓦の施工の工法で、湿式工法(屋根土工法)と言うのが主流でした。
簡単に湿式工法の施工の流れとして・・・1.屋根の躯体でもある野地板の上に、防水の観点で杉の木の皮の部分を取り剥がしたもの【杉板材】として、屋根全体に貼っておきます。2.【杉板材】が滑らないように、押さえつけの木材を取り付けて滑り防止を行っておきます。3.屋根瓦の通り割り付けを行って、一列ずつ屋根瓦に対して【屋根土】を【杉皮材】の上に置いておきます。4.屋根土を一列置いて行ったら、乾く前に屋根土の上から屋根瓦を置いて行きます。5.屋根瓦を置いて行く際には、屋根土と馴染ませるように(接着するように)押さえながら取り付けて行きます。と、この様な感じで、昔の施工でもある屋根施工(湿式工法)の順序となります。そのため、施工時に屋根土に引っ付けるように屋根瓦を押さえているため、一枚ずつ取るとはいえそれなりに力がいる作業となります。
それを、家一軒分の屋根瓦の枚数(約33坪として)、約1200枚以上の屋根瓦を一枚ずつ力をかけて取りのぞいていきますので、それなりにハードな作業となります。
屋根全体の屋根瓦を取りのぞいた後で、屋根土を土嚢袋に入れてダンプなどに積み込んでいきます。こちらも、【杉皮材】の皮表面の突起物などが屋根土に良い感じに引っかかりが出来ているため、屋根土を取り剥がすのに大変さがあります。スコップの先部分をテコの原理で屋根土を取りのぞいたり、手作業で屋根土を取りのぞいていきます。屋根土を取りのぞいたら、【杉皮材】も同時に剥がしていきます。【杉皮材】も取りのぞけたら、屋根の野地板の状態になります。
この様な湿式工法(屋根土工法)の場合、古い屋根瓦だとそれだけで雨漏りを起こすこともありえます。
これまで30年以上屋根工事に携わったものとして、イメージ的には1980年代に入るころ以前の、屋根瓦の湿式工法(屋根土工法)が雨漏りしやすい状態かと考えられます。
理由として、二つの要因が重なり雨漏りしやすくなるかと考えています。
1.屋根瓦の材質が陶器製のため、経年劣化と言うと変ですが時間が経てば経つほど、水分(雨水など)を吸水してしまうかと考えられます。
屋根瓦の表面に付いた水分(雨水など)が吸水されて、屋根瓦の裏面から水分(雨水など)が抜け出てしまうのが一つの理由かと考えられます。
作りたての真新しい屋根瓦なら吸水率がほぼ0%になりますが、年数が経てば経つほどその吸水率も段々数字が大きくなって、沢山の雨水を吸水してしまうのですね。
2.野地板の上に重ねている【杉皮材】が、年を重ねる度にボロボロになってしまう。
そのボロボロになってしまうと、隙間が開きだして野地板が見えてしまう状態になってしまいます。
そんな状態で、先ほどの屋根瓦からしみ込んできた雨水が、見えるようになった野地板から屋根裏に侵入して雨漏りの原因となります。
このため、屋根瓦に穴も亀裂などの破損もしていないのに、何故か?雨漏りがする!場合の、一つの理由となりえます。
これ以外にも、棟瓦が劣化してそこから雨漏りの原因となりえることもありますが、それはまた別の話で。
屋根瓦や屋根土・【杉皮材】などをすべて取りのぞいて、屋根の野地板の状態にしておきます。この状態から補強作業を行いますので、野地板全体を軽く掃除を行っておきます。
掃除を行っておいた野地板の上から重ねるように、屋根の補強ともなる野地合板を取り付けて行きます。この野地合板のスペックとして、横幅約1820㎜・縦幅約910㎜・厚みとして12ミリほどの針葉樹の合板材となります。固定方法としては、建物の屋根躯体部分にある、タルキに向かって釘を打ち込んで合板材を一枚ずつ固定をしていきます。その他の有料のオプション作業としては、古い建物の場合、屋根の躯体作業が手抜き工事や材料違いの物を使っているために、屋根自体が波を打っている場合があります。その時は、タルキの補強と通り治しのオプション作業として、屋根の野地板をすべて取り剥がしてから、タルキの横に添えるように新しい垂木を打ち込んで補強作業を行ってから、合板材を取り付ける方法もあります。それ以外にも、有料のオプション作業もありますので、お気軽にお問い合わせをしてみてください。
屋根全体に、新しい野地合板材を貼ったら、その上から防水紙(ルーフィング)を重ねるように貼って行きます。なお、この防水紙(ルーフィング)を貼って行く時には、上下横部分などに重ねるように貼って行きます。重ねるように貼っておくと、雨水が屋根裏に逃げるための隙間を防ぐことになります。あと、防水紙(ルーフィング)の正式な施工の仕方がありますが、昔の話になりますが、修繕工事などで他の業者さん(大工さんなど)が適当に貼ってあるのがあります。場合によっては、酷い施工の仕方がしてありどう見ても雨漏りのしやすい貼り方をしている時もありました。
次に使われる、新しく取り付ける屋根瓦が洋風平板瓦のため、屋根瓦の施工を行う前に前準備を行っておきます。初めに、屋根の先端部分にあたる軒先部に、水返しの板金を取付けて雨水が流れたときにも、軒先部に取り付けられる雨樋に雨水が流れやすくするための板金材となります。
ケラバ袖部にも、ケラバ瓦から雨水が入ってしまった時用に、水流れの板金を設置していおきます。この板金を先に設置して、屋根瓦をその上から重ねるように施工して置きます。何十年後か先になって、経年劣化が原因でケラバ袖部の隙間から雨水が入ったときがあっても、この板金の部分に侵入した雨水が落ちて行きます。その後は、この板金が軒先部に通じており、板金に伝ておりていった雨水がほとんど軒先部の雨樋に流れる寸法となります。今現在、築30年以上の建物で切妻屋根でケラバ袖から雨漏りしている場合は、この板金が設置されていない時代の施工かもしれませんね。次回の現場ブログはこちらから読み進めますよ↓↓↓『名古屋市瑞穂区にて野地板から補強した屋根に新しい洋風平板瓦を取り付けます』
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