今週末、台風15号級の大型台風が日本に接近するとの予報が流れております。関西の台風では昨年の台風21号が記憶に新しいという方もいらっしゃるかもしれません。まだまだ復旧は完全に終わったとは言えず不安を抱えたまま生活しているという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。台風通過後は特に私たち屋根工事会社にお問合せが集まります。「瓦屋根が飛んだ！」というお問合せが多いのですが同様の被害が多発しているためすぐに工事を行えることばかりではありません。その際に必要となるのが雨漏りをしのぐための雨養生、応急処置です。

今回のブログでは台風21号通過後に吹田市原町のお住まいにて行った雨養生についてご紹介します。早速見ていきましょう。このような被害に遭わないことがもっともよいことに変わりはありませんが。万が一の事態があってもきちんとした処置を行えば雨漏りを防ぐことができます。もしかして、、、の事態に備えてぜひ雨養生について見ていきましょう。

早速屋根の上からの報告です。実際に屋根に上って確認してみました。屋根瓦が剥がれている箇所が確認出来ました。瓦屋根は瓦の下地として防水紙を敷く構造となっています。瓦が損傷するだけでは下地の防水紙が雨水の浸入を防ぐため直ちには雨漏りは生じませんが、防水紙まで破損が生じるとそこから屋内へ浸水し、いわゆる雨漏りが発生してしまいます。瓦が剥がれている箇所ではボロボロになった防水紙が露出しており、ここが雨漏りの起点となっているようです。その他、棟瓦に破損が生じており、瓦が欠けて屋根上に破片が散乱しているのが分かります。雨漏りのみならず、瓦の破片の飛散が生じる可能性があり、危険な状態と言えます。

雨水浸入防止と屋根への更なる負荷防止を目的とし、棟瓦部分を中心にブルーシートを被せ、それを土嚢で抑えました。これがブルーシートによる雨養生です。散らばっている瓦の破片も片付け、一旦は安心です。しかしながら、応急措置であるため簡易なものとなっており、強風でブルーシートが飛ばされるといった可能性もあり、当然ながら本格的な工事が必要です。挿入に瓦屋根の補修工事を行うことをご提案いたしました。

台風による被害が出た場合、近隣地域で同時多発的に屋根に被害が生じることがあります。今回は即応が可能でしたが、調査や工事が急増することで人手不足となり、対応に遅れが生じることもあり得ます。自然災害を防ぐことはできませんが、日頃のメンテナンスにより被害が生じる可能性を少しでも抑えることが重要です。ご不安のある方はお気軽にアメピタの無料点検までご相談ください。