雪止め金具の後付け工法を行うために、雪止め金具を設置する場所の屋根瓦の一枚上の段の屋根瓦を取り除いていきます。取り除いた屋根瓦は、最後に使い直しますので、落下しない場所に確保して置いておきます。今回は、屋根土が入っていない乾式工法のため、作業は比較的に楽な方になります。これが、屋根土が入って施工されている湿式工法だと、若干作業に手間が生じてきますね。
取りはずした場所に、雪止め金具の上部を野地板に置き、固定用の釘穴があいているので、その部分にビス釘を打ち込んで固定を施していきます。先ほど、乾式工法と湿式工法の作業のやり易さを少し書きましたが、屋根土の無い乾式工法の場合、野地板が厚みがある合板を使っているため、固定のビスを打ち込んでも合板の厚み部分で効かすことが出来ます。逆に、屋根土を使った湿式工法の場合、先ほどの野地板合板よりも厚みが薄い野地板を使っているため、固定のビス釘の効きは風化した屋根土と野地板の厚みで効かせなけらばならなくなります。とは言っても、この先の施工手順となりますが、取り外した屋根瓦をまた同じ場所に取り付ける時に、屋根瓦と屋根瓦と重なってそちらでも雪止め金具の固定を行っていますので、固定ビスだけ頼りではないのですよ。
雪止め金具を所定の場所に取り付けながら、千鳥葺きで雪止め金具を固定しながら取り付けて行きます。千鳥配置と呼ばれる、一段枚にずらしながら取り付けて行く工法となります。例えば、屋根瓦の3段目と4段目に千鳥葺きで雪止め金具を取り付ける場合は・・・一番初めの縦の通りで3段目の屋根瓦の上に取り付けたのなら、2番目の縦通りには4段目の屋根瓦の上に取り付けて行きます。そして3番目の縦通りには、また戻って3段目の屋根瓦に取り付けて、次の通りは4段目と順々に互い違いにしながら施工して行くのが【千鳥葺き】となります。
一枚の横幅サイズが長い、カラーベストやルーガー(共に製造元KMEW製)の場合は、気をつけて施工しないと千鳥葺きを行ったため隙間があきまくって、雪止め金具が雪を止めて置けれない残念な状態となってしまいます。
KMEW製の製品が悪いと言っているのではなく、施工する職方さんレベルによっては残念施工となることもありえます。
真面目に施工している屋根葺き工事店や、リフォーム会社さんではその様なガッカリ作業は行わないと思います。
可能性が高いのが、一つの土地に3~4件ほどの分譲物件を立てて尚且つ3階建ての場合、特に気をつけてください。
建築会社は下請け業者さんを、最低工賃で買いたたいて作業を行わせていると考えられます。
そこに出入りしている作業している業者さんも『安い単価だから』と言って最低限の作業しかおこないません。
そして、3階建てだから道路など地上から見上げても、屋根の状態なんて絶対に見えません。
そのため、余計にどんな作業がされているのかはお客様には調べる手段はないのですよね。
最初に取り外した屋根瓦を、元にあった場所に取り付けなおしていきます。差し込む屋根瓦の周辺の固定具合が緩い場合は、屋根瓦の左端側にコーキングボンドを塗っていき、接着して固定を施すときもありえます。二階屋根の三段目と四段目の横の二列に、千鳥葺きで雪止め金具を全て取付けることが出来ました。
一階の庇屋根部分にも、二階屋根と同様な施工で既存屋根瓦の上に重ねるように、雪止め金具を取付けていきました。一階屋根部分は、大きさもそれほどなかったので三段目の横一列に雪止め金具を並べて取り付けました。
雪止め金具の取り付け工事以外にも、玄関屋根の壁際部にて屋根瓦(のし瓦)が落下して隙間があいていました。こちらの落下原因として、新築時の業者さんの施工時の力加減が弱かったとおもいます。
経年劣化にて屋根瓦を接着するはずの屋根土が、風化したため接着がほどけた屋根瓦が落下したと考えられます。
壁際部の落下して隙間が出来たところに、接着用に南蛮モルタルとのし瓦を隙間に差し込みながら取付けていきます。またのし瓦が落下しないように、のし瓦同士に接着コーキングを打ち、のし瓦の前面にも点付けでコーキングボンドを取り付けて行きました。お客様に、工事の完了をお伝えさせていただきました。工事の最中に撮影した写真を見ていただきながら、工事の内容を簡単ですがご説明させていただきました。お客様も、雪が降りそうな冬が来る前に作業を行ってもらい、大変喜んでおりました。
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