お客様も、どうやら屋根裏に入っていって雨漏りしていることを確認していたそうです。そこで、屋根裏に入るための点検口を教えていただき、屋根裏内の目視点検を行っていきました。
なお、どんな状態でも屋根裏の点検が行えれるのか?と質問があったら、弊社では『すべてではありません』と伝えさせていただきます。
まずは、天井裏を確認する点検口が無いと、天井裏には入れないので点検を行うことが出来ないかと思います。
点検口があれば、屋根裏の点検も行なえれますが・・・
とは言って、点検口に登ることが出来なかったら、点検も行なうことが出来ません。
その代表的な例として・・・
1.点検口は天井に付いているため、脚立などが設置出来ない床の状況
2.戸棚や収納棚などの狭い場所の天井に設置されている
3.点検口の上側である天井裏に点検できる空間が無い
4.点検口に登れても点検したい天井裏の場所に辿り着けない
5.点検者を引っ張り上げるための力をかけるための建物構造部が無い
6.そもそも点検口自体が無い
1番は、点検でご訪問するときまでは片付けをしてください。
3番以外の2番から6番までの場合、新たに点検口が必要となります。
有料作業となりますが、新たに点検口を作る方が良いかと思われます。
3番に関しては、重量鉄骨など鉄骨建物の場合たまにあり得るかと思われます。
私も実際ありましたが、点検口から頭を入れてみたら、鉄骨の梁が邪魔してそれ以上侵入できなかったです。
この場合は、天井裏からの雨漏り点検は不可能となりますので、ここからのアプローチは諦めてください。
天井裏から野地板合板を目視で確認してみたら、野地板合板の裏側に雨漏れしている痕が出来ていました。ここまでの広範囲で雨染みが出来ていると、屋根の方で劣化破損しているのかと予測されます。
建物の構造部分であるタルキにも、雨の水分が含んでいる形跡がみることができます。タルキの部分にまで、水の痕が付くことはそんなにもないのですが・・・新築当時から雨漏りしていたのかと一瞬考えてしまいました。
野地板合板の雨水が、垂木の方へ染み込んでしまったのか?
とは言え、かなりの量の雨漏りがしていることが推察されます。
天井裏からコーキングボンドが、盛るように注入されていました。お客様にヒアリングした時に、まだ最近に中古物件で購入した建物だったそうです。
購入して何気なく点検口があったので天井裏に登ってみたら、天井が雨漏りしていたそうです。購入先は、そこそこ有名なTVCMも出していた不動産会社だったので信頼したそうです。
しかし、雨漏りしているなど全く思わずに購入してみたら、この様な状態だったらしいです。お客様も、流石に怒れて不動産会社に連絡を入れたそうです。
だが、不動産会社は一切知りませんでした!とあいまいな返事しか来なかったそうです。
とは言っても、この部分にコーキングボンドが塗ってあったので、雨漏りしていることはわかっていたと思います。そして、全く無駄なところにコーキングボンドを塗っていることを、お客様にはそれとなくお伝えさせていただきました。
天井裏には断熱材がしいていましたが、その断熱材のビニール部分に雨水が溜まっていました。たまにありますが、断熱材に雨水が溜まって防いでくれて、天井板などに被害が出なくてよかったと思われますが・・・現在お住いの建物に、天井裏に断熱材が敷いている建物は、屋根などの建物の上から雨漏りしている時に、雨水が断熱材に溜まってしまうことがありえます。その溜まった雨水が、晴れた日の気温の熱量で蒸発されていくのは良い事ですが、基本的に雨漏りしているので段々と被害が大きくなってしまいます。とは言え、その建物に住んでいる人達は、天井や内壁に雨水が垂れてくることが無いので、全く気が付かずにいます。(当然の話です)雨漏り箇所の被害が大きくなって、雨が浸入する量も多くなってしまい、断熱材に溜まっている量が越えたときに天井に流れ出し被害を拡大させていきます。その時には、ようやく住んでいる方達も気が付くきます。その状態まで行くと、雨漏りしている進入口がかなり酷い状態になっており、小規模の修理では賄いきれずに大型の修繕規模のリフォーム工事になってしまうことは多々ありえます。その時が来ないように、10~15年ごとの有料の建物点検を行った方が良いかと提案します。
敷地の関係で、脚立を設置して屋根に登ることが出来なかったため、一階玄関屋根の近くの窓より玄関屋根に辿って、そこから手を伸ばしながら雨漏りしてそうな屋根面を撮影してみました。こちらの屋根材がカラーベストが使われていたのですが、厚みの薄さが災いして屋根材から脚立を設置することが出来ないのです。もちろん、何とか辿り着いた一階玄関屋根からでも、脚立を設置することが出来なかったです。
先ほど天井裏から、盛るようにコーキングボンドが塗ってあった場所ですが、外側の外壁部分からもコーキングボンドが塗ってあったので、雨漏りをしていて何とかしようと考えての苦肉の作業だったのだろうと思います。なお、私でも二階屋根には上ることが出来なかったので、家主であるお客様だともっと塗ることも、何なら写真の場所まで近づくことも出来ないかと考えられます。この作業が出来る方法として、業者さんである足場屋さんを手配できるぐらいの人が必要となります。
そこから考えて、外壁塗装をした時にはそのような作業をしたかと予測しました。
屋根材であるカラーベストが、若干の浮きが気になります。この様な浮き方をするぐらいは、かなりの年数が経過していて、屋根材自体が劣化し始めている感じとなります。よく塗装工事で、カラーベストの屋根材を塗る人がいますが、塗装を塗ったからと言って防水効果は全くありませんよ。強いてあげて、屋根材の寿命が数年程度伸びるぐらいです。それも、新築時に即塗ったとしての話であって、築15年ぐらい経過した二回目に塗るころには、もう屋根材の寿命を延ばせれる状態でもありませんね。
こちらの屋根材も、正直言うとカバー工法での被せ施工など、屋根リフォームの時期に差し迫ろうかと考えられます。
ケラバ袖鈑金と大棟板金部分の結合部分で、剥がれているのか施工の不手際なのか、少し変形していました。これ以上は、屋根上の点検を行うのなら有料点検となりまして、足場の設置などが必要となってしまいます。
お客様には、これ以上の点検は足場が必要なことと、今現在で判断できる範囲のお見積りを作成することは出来ることをお伝えしました。
とりあえずは、概算に近いお見積書の作成をして後日、お渡しに参りました。
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地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
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初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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