2024年07月29日追記

小さな倉庫のトタン屋根の現状を調べます

東海市にお住いのお客様からご連絡がありまして、建物の外側に作られた過去に近所の業者が作った古い小さな倉庫。
そのトタン屋根が、経年劣化からなのかズレてしまって隙間が出来て雨漏りしているそうです。
今回の現場ブログは、目視による点検の様子をご紹介いたします。

お客様のお宅にご訪問させていただき、挨拶の後で簡単なヒアリングを行わさせていただきました。
かなり過去に、建物の外側に取り付けるように小さな倉庫を近所の板金屋さんに作ってもらったそうです。
長い年月が過ぎて、その屋根がズレてしまって雨水が入ってしまう状態になっているそうです。
最初は、作業をしたその板金屋さんに連絡しようと思ったそうです.
しかし、だいぶ前にお店を畳んでしまっていたそうで、困ってご相談をいただきました。

専門用語に関してこちらのページも読んでください↓↓↓
『瓦屋根からの雨漏り原因と最適なメンテナンス方法』

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屋根面など全体を目視調査しました

その様な感じでしたが、幅も狭い小さな倉庫の目視による点検を行ってみました。
まずは倉庫の上に施工されているトタン屋根が、前ズレを起こして雨水が入っている原因を探ってみます。
どうやらトタン屋根が前の方にズレ動いた結果、隙間があいてしまってその隙間から雨水が入ってくるのかと予測が出来ました。
前ずれした原因の一つとして、トタン屋根の内部にある土台板を打ち付けて固定していた昔の釘が抜けかかっておりました。
これほどの長さが、抜けかかるのはまれな話でありました。
可能性としてはズレて雨が入るようになったよりも、元々施工当時から雨が入るようになっていたのではと予測しました。

その様なパターンで考えると…
１．元々雨が入る施工だった
２．土台板よりも先に壁の内部の木材が腐食した
３．腐食した場所に土台板の固定釘が打っていた
４．腐食したことで固定釘が抜けやすくなった
５．そのためトタン屋根が前ずれした、と考えてみました。

脚立を使い登ってみて、トタン屋根とトタン壁の接地点を目視で確認してみました。
元々の高さから、トタン屋根がトタン壁より沈下するように前ずれ移動を起こしていました。
過去のコーキングボンドの様なものの痕があったので、この位置から下に沈下しているのが分かりました。
そのコーキングボンドの様なものも、完全に硬化していてコーキングボンドとしての働きはもうありません。
コーキングボンドの働きが無くなり、そこから雨水が浸入してしまった感じです。
壁などが腐食して、固定釘を抜いてしまった原因ともなるのではないかと睨んでおります。

以前の作業でトタン屋根の固定に、かなり小さなサイズのビスが使われていました。
正直、パッキンも付いていなくて尚且つこんな小さなサイズでは、トタン屋根自体の固定には向かないかと考えられます。
この様なサイズを使っていたので、簡単に外れてしまいトタン屋根が前ずれした原因となるのかもしれません。

お客様に調査報告を

先ほども書きましたが、トタン屋根とトタン壁との接合で使われていたビスが、あまりにも小さすぎて施工後簡単に取れてしまったのかと考えられます。
ビス釘が打ち込まれていた形跡も残っていましたので、打ち込んで固定をしようとは頑張ったのではないかと考えられます。

今はコーキングみたいなものが傘となって、その釘穴である形跡にたいして雨が入らないようになっています。
トタン壁も建物の外壁になるため、この穴から建物内部に雨水が浸入する可能性は高いかと考えられます。

お客様に、目視店中に撮影した写真を見てもらいながら、ご説明をさせていただきました。
作業としては、一度トタン屋根を取り外して、土台板を固定していきます。
再度トタン屋根を施工するのが良いかと提案させていただき、その内容でお見積りを作成させていただきました。

次回の現場ブログはこちらから読み進めますよ↓↓↓
『東海市にて店舗シャッターの収納箱が雨漏り！土台材から修復して修理を行います』

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