まず初めの作業として、古い屋根瓦を撤去して行かないとこの後の屋根リフォーム作業としては工程が進んで行きませんね。古い屋根瓦の撤去の仕方で、多くの屋根工事屋さんが採用する方法。
屋根の頂点部分でもある大棟部の付近から、屋根の先端部分でもある軒先部に降りるように取り剥がしていきます。取り剥がして行く時には、手作業となりますが古い屋根瓦を一枚ずつ取り剥がしていきます。
取り剥がしていく予定のサイズの、屋根全体を作業をしていきます。
手作業で一枚ずつ取り剥がしていった古い屋根瓦は、一度、屋根に落ちないように取り剥がした屋根瓦同士で支えながら屋根上に置いておきます。この様に屋根全体に固めながら置いておく理由として、この後の作業が運搬用トラックの荷台に屋根から降ろすように屋根瓦を積み込んでいきます。その時に、作業者それぞれが勝手気ままに運搬用トラックに降ろしても、下で整理する人の手の数が足りなくなります。そして、古い屋根瓦を手運びするために屋根上で歩き回りすぎて、屋根の構造部分が劣化してしまう可能性もありえます。そこで、作業者全員で屋根の上に一列に並んでバケツリレーのように屋根瓦を手渡して、作業の効率化と屋根の劣化防止を行っていきます。
古い屋根瓦を屋根から取り外していき、運搬用トラックの荷台に積み込み作業が落ち着いたら、今度は、古い屋根土の撤去作業となります。他の現場ブログなどで、屋根の修繕工事などである谷樋の交換工事などの修理をお伝えしています。
その時は、、周辺の古い屋根瓦を取り外しても、谷樋など修理が出来た後で取り外した屋根瓦を使います。
ですが、この古い屋根土は再生利用はほとんどしませんね。出来ないわけではないのですが、お客様にはデメリットの方が多くなってしまいますのでお勧めはしていません。お勧めできない理由として・・・1.屋根で再利用するための屋根土を置いておく敷地が必要となります。2.水を入れて柔らかくするだけでは、再利用では使えません。3.屋根土は粘土質の土壌であってそこにスサなどを入れて腐らせることで粘着力が出てくるため。4.もし敷地があっても、大量の水と腐らせるための時間が必要、それに敷地が泥だらけになってしまいます。そして、別途作業量が必要となるのですが、思いのほか接着力でもある粘着力もさほど出てこなくなります。
そのため、お客様のデメリットの方が高くなりすぎになるので、弊社ではお勧めしていませんね。
屋根土の撤去方法としては、25年前以上は【竹箕(たけみ)】と呼ばれるので、古い屋根土を積んでから屋根から下に投げ落とすように運搬用トラックの荷台に入れていました。ただ、このやり方も強めの風などが吹いていると、屋根土の埃部分が流されてしまって最近ではあまり行われない作業の一つとなっておりますね。
古い屋根土の撤去として最近多いタイプだと、屋根リフォームを行うお宅の敷地がかなりあるのならクレーンなどの重機を入れて作業を行います。
屋根上には【トン袋】と呼ばれる、かなり大きい作業用の袋に屋根土などを積み込んでいきます。
最後は、クレーンで引っ張り上げて運搬トラックの荷台に入れて行く作業もあります。重機などが置く場所が無い場合でも、運搬トラックが屋根リフォームを行っている建物に横づけが出来る場合。
その時は、小さな袋になりますが【土嚢袋】に屋根土を積み込んでいき、一袋ずつ手運びで運んで荷台に降ろす作業もありますね。
古い屋根土を取り除いてから、昔の屋根の防水材扱いであった【杉皮材】をもすべて取り除いていきます。杉皮材を取り除いた後で、屋根全体を掃除して野地板の状態にしておきます。この掃除を行うのと同時に、この後の工程で新しい野地板合板を重ねて取り付ける為に、飛び出している釘頭や屋根不陸を治していくこともありえます。釘頭に関しては、昔の防水材の扱いだった杉皮材を屋根の野地板に取り付ける為に、一定間隔で押さえ木材を釘を打ち込みながら止めてあったのです。その押さえ木材を取り剥がすときに、釘頭などが屋根に残ってしまって、それ以降の工程の邪魔となってしまうのですべて取り除いていきます。
既存の野地板だけでは、屋根の耐久力が落ち気味になっているので、それに重ねるように新しい野地板合板を上から取り付けて行きます。新しい野地板合板の寸法として、約1820㎜x約910㎜x厚さ12㎜ほどありますので、屋根全体の補強材としては使える材料となります。
この新しい野地板合板を屋根全体に取り付けて行くと、この後に少々の重さが加わって来ても耐えれない状態にはなりにくいですね。
新しい野地板合板を屋根全体に貼り終わったら、続いて雨水侵入を防ぐ意味でもある防水紙のルーフィングを、新しい野地板合板に重ねるように上から貼って防水処理を行っていきます。このルーフィングを固定する方法として使われるのが、建築工具でのホッチキスでもある(ハンマータッカー)を使って、一枚のルーフィングの上端と下端に叩きながら内蔵している針で固定していきます。
なおルーフィングの一本の寸法が、1mx22mのため複数本を使って屋根全体を貼っていきます。
そのため、一本ずつの接続部はそれぞれ横側と上下を重ねながら次のルーフィングを取り付けて行きます。
新しい屋根瓦を施工するのに、施工方法が乾式工法となりやすいので、ルーフィングの上に規定寸法で【桟木】を取り付けて行きます。乾式工法とは、何故選択されやすいのか?屋根と屋根瓦の間に屋根土を塗り、高さ調整と接着を兼ねた施工方法が【湿式工法】と呼ばれるのに対して、屋根全体に屋根瓦の引っ掛ける用の【桟木】を打って釘などで固定止めしていく方法が【乾式工法】となります。新しい屋根瓦の施工方法で、【乾式工法】が選択されやすい理由として、築年数が経過している建物に対して出来るだけ軽くして、建物全体を労わるように施工されるのかと考えられています。建物の頭部分でもある屋根に、再度新しく屋根土などを入れて重くすると、建物全体の疲労が蓄積されてしまうと考えられて、新しい屋根瓦の施工方法で【湿式工法】は選ばれずらいかと考えられています。
桟木を屋根に取り付けて行く時には、エアーコンプレッサーでホースを取り付けてエアーガンで桟木を取り付けて行くのが多いかと思われます。一本の桟木の長さが2mほどで、一本の桟木に6~8本ほどの固定釘を打って行いきます。
そのため、ハンマーを使って手打ちしていたら日が暮れてしまうため、この様なエアーコンプッレサーを使って固定釘を打ちまくっていくのですね。この様に、大規模屋根リフォームでもある屋根めくり工事で、古い屋根瓦などを撤去してから補強工事でもある新しい野地板合板やルーフィングを取り付けて行く流れを、簡単でしたがご説明させていただきました。次回の現場ブログはこちらから読み進めますよ↓↓↓『大府市にて葺き替え工事で新しい洋風瓦を使って屋根に取り付けて行きます』
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