前回の作業の流れで屋根に【桟木(さんぎ)】を打ち付けて行きました
前回の現場ブログにても、終盤にご説明で書かさせていただきましたが、屋根に新たに補強工事として新しい野地板合板を取り付けて行きました。屋根全体に取り付けた後で、雨水の進入を防ぐように防水紙でもあるルーフィングを、取り付けた野地板合板に上から重ねるように取り付けて行きます。その後、今回の現場ブログの流れともなる、新しい洋風瓦を施工するための【桟木】を規定寸法通りに取り付けて行きます。
新しい洋風瓦を屋根上に必要枚数程度を上げ越しておき、一枚ずつ上げ越しておいた屋根瓦の塊から取って、屋根の先端部分でもある軒先部から、横に一列並べながら一段ずつ屋根の頂点部分でもある大棟部の方に、上に登りながら一枚ずつ新しい洋風瓦を取り付けて行きます。その際に、先ほどルーフィングの上に取り付けておいた【桟木】に屋根瓦の裏面から出ている爪部分を引っかけて行き、それぞれの屋根瓦に開いている釘穴に釘を通して打ち込んで行き屋根瓦自体を固定しながら取り付けて行きます。
今回は、初めから雪止め金具を取り付けることが決まっていましたので、屋根瓦の施工途中で先に雪止め金具を取り付けていきます。本来は、屋根瓦の施工と同時に雪止め金具を取り付けることが出来ると、屋根瓦同士が重なる部分でもある屋内部にて雪止め金具の固定用の、ビス釘などを先に打ち込むことが出来て雪止め金具自体の強度が強化されて行きます。とは言え、後付け工法の雪止め金具などでも、積雪された雪の重さが加わってもそんな簡単には落下することはありえないですね。
一段ずつ屋根の頂点部分でもある大棟部に向かって、上に登っていきながら洋風瓦を屋根全体に取り付けて行きます。なお、洋風瓦などは一段ずつ半分ずらして取り付けて行くことで、雨水の進入を少なくさせる施工方法となるような、屋根瓦自体がそのように作られております。
ケラバ袖部には、ルーフィングを貼って【桟木】を打ち付けて行く前準備の状態の時に、ケラバ袖部専用の屋根瓦を取り付けるための高さ調整材と固定ビスを打ち込むための材料を先に取り付けておきます。それに、この部分は雨漏り報告が多くあるため、雨水が入ってもそのまま軒先部の軒板に取り付けられている雨樋の中へと、流していってくれる水流れ板金材をも、こちらも先に設置しておくようにしておきます。
新しい洋風瓦の横幅のサイズは、どうやっても変えることが出来ないので、ケラバ袖部の最後の方の隙間には、屋根瓦を調度良い寸法で切断して加工し直した屋根瓦を取り付けて行きます。その切断加工された屋根瓦を取り付けて行く時には、隣の屋根瓦との設置部分にコーキングボンドを塗布してその切断加工した屋根瓦と接着するように取り付けておきます。
切断加工した屋根瓦を、ケラバ袖部の隙間に取り付けて行き、その上から重ねるように【ケラバ袖専用瓦】を一本ずつ取り付けて行きます。取り付け方法としては、屋根の先端部分の軒先部から一本取り付けてはパッキン付きビスを打ち込んで行き、完全に固定をさせてから次のケラバ袖専用瓦を上に重ねて行きます。その流れを、屋根の頂点部分でもある大棟部に向かって一本ずつ固定をしながら取り付けて行きます。そのケラバ袖専用瓦を全て取り付けることが出来ましたら、屋根の端側でもあるケラバ袖部の屋根瓦の施工が完了となります。
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