吹田市山田東のお客様より、スレート屋根が変色している。見た目がよくないので塗り替えして欲しい。とのご依頼です。スレート屋根の変色は屋根材の劣化やカビ・藻などが原因です。そのままにしておくとスレートの割れや変形につながります。そして雨漏りを発生させる原因にもなり得ます。屋根の変色は決して見た目だけの問題ではないのです。
大きな問題が発生する前に点検・修繕を行いましょう。

棟板金の塗膜がなくなっています。塗膜を失うと撥水性がなくなるため錆びやすくなります。棟板金を固定している釘が浮いてくるなどの不具合も生じやすくなります。
また、スレート材も同様に塗膜はなくなっており、水分を吸収しやすい状態です。水分を吸ったスレート材は反ってしまう、割れやすくなるなどの他、直接屋根の下地部分を傷め、そこから雨水が浸入してしまうなど、目に見えないところで雨漏りの原因になることもあるのです。カビによる変色が屋根の大部分で起こっており、スレート材の劣化の深刻さが伺えます。

庇にも錆が拡がっています。外壁との取り合い部分で割れている箇所があり、庇全体を見てもいつ穴が開いてもおかしくはない状態です。破風板の塗装も剥がれています。破風版は木製なので塗装が剥がれるとやはり水分を吸収してしまいます。劣化が進むと軒天にも影響がでやすく、腐食してしまうと交換を必要とすることもあり修理費用も高額になる場合もあります。
庇も破風も雨風から建物を守る役割があるのですがこういった塗装の剥がれや割れなどの破損個所が雨漏りの原因になってしまうこともよくあります。
今回は屋根全体と庇、破風板を塗装し屋根の撥水性を回復していきたいと思います。屋根の塗装が剥がれた状態では屋根としての役割を十分に果たせなくなってしまうため、雨風から建物をしっかり守るためには10～15年に1度程度、塗装によるメンテナンスをされることをおすすめしています。
屋根の状態が気になる方はアメピタまでご相談ください。