調布市にお住まいの皆さんへ、谷板金の点検をおすすめいたします。
谷板金は雨水を地上に排水させる役割ゆえ、雨水が集中し劣化しやすく、変形や錆、穴の開きが雨漏りの原因となることもあります。谷板金の劣化症状をご紹介いたしますので、メンテナンスの参考にお役立てください!(^_^)/
谷板金は
屋根の谷に設置されている金属の板金のことで、雨水や雪が谷部分で滞留することを防ぎ、屋根の漏水や損傷を防ぐ役割です。
谷部分は屋根の斜面が交差する部分であり、雨水や雪が集中して流れる場所であることからも
谷板金は破損しやすく、メンテナンスが欠かせないのです。
谷板金はすべての屋根にあるわけではなく、形状によって有無が変わります。
一番多く見かける
切妻屋根や片流れ屋根には谷が存在しません。谷板金は、谷がある屋根には必ず設置されていますから、お住まいの屋根の形状を確認すると谷板金の有無がわかるでしょう。
屋根材が瓦であったり、スレートや金属屋根等の種類が存在しても、その屋根に
「谷」が存在すれば
谷板金は必ず設置されているのです。
谷板金の経年劣化の原因は、日常的な紫外線や太陽熱の影響、風雨によるものです。
谷板金は金属で出来ている為、錆には要注意です。
雨水を集中させて排水させる役割であるため、施工時は塗装によって防水保護が施されていますが、長く使用していれば塗装が剥げていきます。
剥き出しになった金属に雨水が集中すれば錆が発生するだけでなく、やがて穴が空いて雨漏りを引き起こしてしまいます。
谷板金は屋根に設置されていますから、風の影響も強く受けます。
それだけでなく、夏の猛暑や冬の極寒という過酷な環境下に常に置かれていますから、歪んでしまったり変形してしまうことがあります。
変形や歪んでしまった谷板金は雨水が正しく排水されず、雨漏りのリスクが高まってしまいます。
雨水だけでなく、落ち葉やゴミなども屋根には飛来してきます。
谷板金は屋根に降ったあらゆるものが集中しやすいため、そこへ豪雨が襲えば雨水がオーバーフローしてしまいます。
溢れた雨水は屋根材と谷板金のすき間に入り込み、防水紙にダメージを与えやがて徐々に雨漏りを引き起こす原因になり得るのです。
まず谷板金のメンテナンスとして最も重要なのは、
定期的に点検・補修を行うことです。谷板金は屋根に取り付けられている為、ご自分で確認したり補修を行うことはできません。
屋根の転落事故は熟練した職人であっても発生し、建設業の死亡者数は
2022年で281人、そのうち墜落・転落で亡くなった方は
116人。労働災害統計に含まれない一人親方の墜落・転落で亡くなった方は
46人と、
業種別で最も死亡者が多いのが建設業です。少しだけだから…と屋根に上がるようなことは絶対にやめてください。
谷板金を定期的に点検することで、ゴミや落ち葉を撤去することができますし、錆も軽度なうちに気付くことができます。
谷板金が損傷・破損している場合は部分交換か全交換が必要となりますが、部分交換の場合、もし既存の谷板金に錆の要素が残ったままだとせっかく部分交換で新しくした谷板金に錆が移ってしまう可能性もあるため、おススメなのは全交換です。
谷板金の点検・メンテナンスと一緒に屋根全体の点検も一緒に行ってもらうと安心ですよ!(*^^*)
谷板金の点検時に、思わぬ屋根の劣化症状が見つかるかもしれません。
雨漏り対策で一番大切なのは、軽微な劣化を直すこと。大掛かりな工事になってしまうまえに日頃からメンテナンスを忘れずに!→
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ多摩川支店】
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