吹田市青山台にお住まいのお客様より、屋根瓦が外れて割れてしまったとのお問い合わせを受けて、現場にお伺いしました。

瓦が落ちてしまった箇所は屋根のケラバ部分（袖部）の「ケラバ瓦」と呼ばれる部分で、こちらが数枚落ちていました。
「瓦が落下した」というお問い合わせの中で、こちらのケラバの瓦が落ちているパターンは非常に多いです。

幸い割れている瓦は1枚のみでしたので、瓦はこの1枚のみの交換で済みそうです。
瓦自体は美しい緑色の釉薬瓦で、瓦自体には劣化は見られませんでした。

実際に屋根に上がって見ますと、瓦を固定している釘が、錆びついてだいぶ劣化していました。
どうやら原因はこれらの釘にあるようで、劣化した釘が変形し、瓦を固定する力を失った結果、
強風などで、このケラバ部分の袖瓦が落下してしまったようです。
下地である野地板や垂木には傷みや劣化があまり見られなかったのが幸いです。

また、こちらも多いパターンとして瓦の落下に伴い、落下した瓦が1階部分の屋根に激突し、
1階部分の瓦も割れてしまうこともございます。
今回は下の屋根がスレートということもあり、二次被害にならなくて幸いでした。

今回のケースのように屋根の不具合は、下から見てもわかりにくい不具合なども多くございます。
釘の劣化などは屋根に上って、間近で目視でご確認いただけますが、慣れていない方が屋根に上るのは大変危険です。
お住まいの屋根や外壁、雨漏りについて不安に思う方は、是非ご相談ください。
お住まいの築年数が10年を超えているお宅は特に10年に一度は点検とメンテナンスを行うように心がけましょう。