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前回の現場ブログにて、『飛散して雨漏りする!』と言われた谷樋鉄板も、『劣化ですぐにでも交換しないと!』と言われた屋根漆喰の方も、両方とも目視による点検調査をしてみましたが全く問題がありませんでした。
また、迷惑な飛込みの悪質訪販が来ても次回はすぐに拒否できるように、他の屋根の雨漏り点検を行っていき状態を確認していきます。
お客様が確認しずらい、二階の屋根の方まで登ってみました。
今回は、一階の屋根の方から二階の屋根の方へ辿り着くことが出来る建物形状だったため、簡単に二階の方へ点検調査を行っていきました。
お客様からは見えない部分でしたが、新築時にこちらの屋根を工事した業者さんの技術力が高くて、屋根瓦も綺麗な施工がなされていて、とても雨漏りするような状態でもありませんでした。
屋根瓦の縦列も横列も、一列ごとの通り寸法がしっかりしていて綺麗な施工が行われていました。
両階の屋根瓦の色合いは、いぶし瓦の特徴でもあるくすみが出ていますが、それは問題となるところでは無いので心配されなくても良いと思います。
一階の屋根と二階の外壁部分が、合わさるところが【土居のし部】と呼ばれる、屋根と外壁の境界部分となります。そこの部分は、瓦を外壁ギリギリまで施工して行き、のし瓦を使って境界線を施工して行き(水切り板金を施工して)、雨水が入らないようにしていきます。ここの、土居のし瓦も通りがしっかりして施工されていますし、屋根漆喰の方も劣化も無く交換するほどでも無い状態でしたね。
一階の屋根の一か所に折り返し棟がありました。
ここも確認してみましたが、瓦の劣化も漆喰の劣化も全く無くて、特に問題の無い状態でありました。
ちなみに、折り返し棟とは・・・
古い切り妻屋根で一階の屋根がある時に、飾り棟のように作られることがある棟の一種となります。
自分が落ちない状態で、探ることが出来ました雨樋に関しては、落ち葉も埃も何も溜まっておらずに、綺麗な雨樋の中の状態でした。雨樋に関して一つお話がありますが、屋根の点検で屋根に登ったからと言って、ついでで雨樋も見てほしいと言われても見ることは出来ませんよ。足場も無い状態の軒先部の方は、あまりにも危険な状態になるため、簡単に『雨樋もチェックして』とは言わないように注意してください。雨樋の中を探索するのなら、今回の様な違う位置から雨樋の中が見える場所確保が出来た場合か、雨樋の中をチェックするための足場の設置が可能な場合となります。不用意にも、ついでだから雨樋の中も見てくれ!とは、言わないでください。
雨漏り屋根点検を完了後、お客様に撮影した写真を見ていただきながら、内容をご報告させていただきました。
1.指摘された谷樋鉄板の浮きに関しては、飛んでしまいそうな状態でもなく問題なく綺麗な施工であった。
2.屋根漆喰も、亀裂や剥がれも見当たらなくすぐに塗り替え工事をすることもない。
3.その他、屋根全体を雨漏り屋根点検をしましたが、特に問題なく当時の職人さんの技術力が高く修理することがないこと。
4.雨樋のなかも奇麗な状態で、葉っぱやゴミなどもたまっていなかった。
ご説明をさせていただいてお客様も、ホッとしていて安堵の表情をしていました。
お客様には、雨漏りなどご心配になったときや、外装工事も内装工事も協力業者さんもいますので、お気軽にご連絡をくださいと伝え帰路につきました。
その現場ブログはこちらから読み戻れますよ↓↓↓
『名古屋市南区にて作業服を着て声をかけてきた悪質訪販!谷樋と漆喰が劣化していると!』
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
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