吹田市元町の3階建て住宅にお住まいのお客様より、屋根の一部が剥がれてしまったようだとのご相談がありました。台風で強風が吹いたので自宅に被害がないか見てみたところ、屋根の端が歪んでいるのを見つけたそうです。しかしご自身ではよく見えないので点検してほしいとのお話でした。
屋根に上がらせていただくと、屋根の棟板金が大きくめくれあがっていました。
棟板金とは、三角屋根の一番高いところなど、屋根の「山」にあたる部分を保護するために取り付けられる板金です。山になっている箇所は雨や風の影響を受けやすい重要な箇所であると同時に、被害を受けやすい箇所でもあります。特にこちらの住宅は屋根が段違いに交差しているので、下から吹き上げる風が屋根のてっぺんにあたりやすいのでしょう。
棟板金の芯となっている貫板と呼ばれる木材が丸見えです。幸いにも板金が傘のようにかぶさっていますが、それでも多少の雨の浸入は防ぐことができなかったと思います。大量に雨水が入り込めば雨漏りになる危険性もあります。本日は可能な限り板金を事の形に戻し、後日新しい棟板金と交換いたします。
下から見上げただけではよく見えない部分が大きく被害を受けていたため、点検時に撮影した写真をお客様にご覧いただくと、少しショックを受けられていたようでした。お客様の大事なお住まいにこれ以上被害が拡がらないよう、しっかりと補修させていただくことをお約束いたしました。
また、強風や豪雨などの自然災害による建物被害にはご加入の火災保険が適用できる場合があります。ご不明な点はご相談ください。