吹田市江坂町の5階建てマンションにて外壁タイルの補修工事を行いました。タイルは経年により剥がれたり、目地のモルタルやシーリングが劣化したりという不具合が起こりがちですが、今回は主にひび割れたタイルの交換です。
外壁のタイルは基本的に自然素材なので対候性が高く、メンテナンスが楽だといわれます。それでもタイルがひび割れてしまうのは、地震などによる建物の歪みや、寒暖差が原因です。特に、気温差によって下地のモルタルやコンクリートが膨張と収縮を繰り返すことでタイルに影響を与えてしまいます。外壁のタイルが割れてしまうと外壁内部への雨風の浸入をゆるしてしまうこととなり、ひいては雨漏りや建物の躯体強度の問題になることもあるのです。もちろん美観も悪くなりますから、マンションであれば入居者の不満や不安にもつながるため早めの補修が安心です。
今回、もともと使われていたタイルが廃版になっていたため、似た色合いのもので代用いたします。タイル見本で比べながら、お客様にもご了承をいただき決定いたしました。
最後に、さらにモルタルで目地を埋め完成です。色は多少違いますが、目地の継ぎ目は全く分からないように仕上がり、お客様にも喜んでいただけました。
こちらの建物はマンションですが、一般の住宅で外壁がタイルという場合も同様です。外見を美しく保ち、雨漏りなどの不具合を防ぐため、タイルの破損だけでなく目地のモルタルやシーリングの結果にも注意して、定期的にメンテナンスを行いましょう。