吹田市の築40年ほどの瓦屋根の棟を取り直し、耐震・耐風性の高い「防災棟」を設える工事を行います。
こちらは施工前の棟の状態です。

全体的にに棟の歪みがあり、漆喰も黒ずんで劣化しています。
瓦がずれて崩れないように所々をシーリング材で固定されております。
これによって地震や台風で瓦が飛散するのを防ぐ効果もありますが瓦同士が繋がっているため一気に崩れてしまうという可能性もあります。

現在は「ガイドライン工法」にてより災害に強い屋根へとアップグレードすることができます。

従来の施工法に比べて屋根の耐震・耐風性が格段に高くなります。
ガイドライン工法で施工された瓦屋根は震度7クラスの地震でも倒壊しなかったと科学的に実証されています。
今後発生が心配される大地震や毎年のように被害をもたらす台風に備えておくためにはおすすめの施工法といえるでしょう。
築年数が古い、地震で屋根が崩れるのが心配、また現在屋根の瓦がずれている、といった場合などはガイドライン工法によるリフォームを検討してもよいかもしれませんね。

棟部分の土台となっていた葺き土と板状の瓦（のし瓦）解体し、取り除きます。
のし瓦は今回のガイドライン工法では使用しません。替わりに芯材を屋根に固定し、なんばん漆喰を詰めて土台を作ります。

土台の上に半月状の冠瓦をビスで止めていきます。これまではのし瓦を積んだ上に銅線で固定しておりました。
このように工程をご覧いただくだけでも以前より地震で崩れにくそうだと感じていただけるのではないでしょうか。

棟瓦の取り直し工事が完成しました。見た目も以前に比べてすっきりしましたね。
のし瓦を積んでいた時のような隙間もなくなり、雨漏りにも強くなりました。

棟がずれたり崩れたりすることで災害時に倒壊しやくなり危険ですし、そこから雨漏りが発生することもあります。
屋根の状態が気になる方はアメピタまでご相談ください。