全体的に変色してしまっております。ベランダの下は鉄部の錆が移り茶色くなっています。また屋根の大部分でまだら模様が見られます。
このまだら模様の正体はカビや苔などです。
新築時、スレート屋根材は塗装による塗膜によって防水性を持っている状態です。
それが長期間、紫外線や雨風から屋根を守ることによって塗膜は剥がれ、防水性も失われていきます。
そうなるともともとの素材がセメントであるスレート材は水分を吸収してしまい、このようにカビや苔によって変色したり割れやすくなります。
スレート材が水分を含んでいることで屋根の下地となっている防水紙を傷めてしまい雨漏りに発展してしまうこともあるのです。
このような事態を防ぐためには定期的に(10~15年に一度)塗装し、スレート材の防水性を維持することをおすすめしています。