吹田市垂水町で棟の冠瓦の京箱破損と経年劣化による漆喰の剥がれ
垂水町のお客様より粘土瓦の棟が一部欠けてしまったのを発見したということでご連絡を受けてお伺いいたしました。
棟部分の「京箱」が破損
現場にお伺いし確認してみたところ、欠けていたのは棟の冠瓦の一種の京箱（きょうばこ）と呼ばれる部分でした。
こちらが破損し、中の葺き土が露わになっています。
こちらが破損し、中の葺き土が露わになっています。
ご対応としましては、中の葺き土を再度詰め直し、壊れた京箱を交換する作業となります。
瓦屋根は素材としては非常に丈夫
粘土瓦は他の屋根材と比べて重く、耐震性の面で若干不安が残りますが素材自体は非常に丈夫にできています。
破損しない限りは数十年と持ちます。割れたり欠けたりした部分はテープやパテで補修を行い、それでご対応できない場合は交換によって屋根を維持していくものになります。
破損しない限りは数十年と持ちます。割れたり欠けたりした部分はテープやパテで補修を行い、それでご対応できない場合は交換によって屋根を維持していくものになります。
また、所々漆喰の剥がれも目立ちました。
漆喰に関しては今回は漆喰が剥がれたのみの軽度なものですので、「漆喰詰め直し工事」をご提案させていただきました。
これが重度になりますと、「棟瓦取り直し工事」となります。
漆喰に関しては今回は漆喰が剥がれたのみの軽度なものですので、「漆喰詰め直し工事」をご提案させていただきました。
これが重度になりますと、「棟瓦取り直し工事」となります。
ご立派な外観でした
瓦屋根はその重さ故、地震の揺れに弱いとされています。
それ故、瓦屋根の重さに耐えきれるように家の造りは強固なものにする必要があります。
今回、お伺いしたお宅は全体的に非常にしっかりとした造りで、外観も威厳があり立派でした。
それ故、瓦屋根の重さに耐えきれるように家の造りは強固なものにする必要があります。
今回、お伺いしたお宅は全体的に非常にしっかりとした造りで、外観も威厳があり立派でした。
メンテナンスは最低でも20年毎に
瓦屋根は瓦自体は非常に丈夫なもので、耐用年数は数十年から数百年と大変長持ちしますが、
その下のルーフィングは最長でも20年で寿命を迎えてしまうので、瓦がどれほど丈夫でも細かい屋根の補修・メンテナンスは最低でも20年に一度は行いましょう。
そうすれば、家全体が長持ちすることに繋がります。
その下のルーフィングは最長でも20年で寿命を迎えてしまうので、瓦がどれほど丈夫でも細かい屋根の補修・メンテナンスは最低でも20年に一度は行いましょう。
そうすれば、家全体が長持ちすることに繋がります。
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