川岸町にて雨漏りの原因調査と修繕のご依頼をいただき調査に伺いました。

雨漏りしているお部屋を見せていただくと、壁に設置されているバルコニーの上部に壁紙の剥がれ、下部にはカビの発生を確認しました。天井クロスもうっすら黒ずんでいます。
雨漏りしているお部屋は１階にあり、上階にはバルコニーがあるお部屋があるとのことです。
実はバルコニーから雨水が浸入し下の階のお部屋が雨漏りすることはめずらしくありません。
バルコニーは外壁から飛び出た形で屋外に設置されているので直接雨風の影響を受けやすい部位なのです。

バルコニーの床が黒ずみひび割れを起こしている箇所があります。
床と袖壁の取り合い部分や床の隅が特に変色していることから、雨水がうまく排水されず水溜まりができていることが予想されます。

雨水が長く１か所に溜まると苔やカビが生えやすくなりその部分が常に湿気を帯びた状態になります。
そうなると防水層を失ったセメントの床やひび割れ部分、建材の継ぎ目部分などから徐々に雨水が浸入し、雨漏りの発生原因となるのです。

バルコニーの床は新築時には塗膜やシートによって防水層が作られています。
経年劣化や衝撃によって防水層が傷んでしまうと撥水性のないセメントなどがむき出しになりそこに雨水が滞留するとさらに劣化が進む、という悪循環に陥ってしまいます。
こちらのバルコニーも防水層をうしなっているため、新たに防水層を形成する防水工事を行います。

雨風や紫外線にさらされやすいバルコニーからの雨漏りを防ぐためには防水性を維持することが大切です。
3～5年を目安として定期的にトップコートを塗り替えて防水層を守りましょう。

雨漏りが発生するのは屋根だけではありません。建物のあらゆる箇所に雨漏りの可能性があるのです。
バルコニーやベランダの状態が気になる、ご自宅の雨漏りの危険度を知りたいなど「アメピタ」までご相談ください。
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