和瓦で施工された屋根の谷部で築年数が経過すると銅板の谷樋が使われていると穴があいたりする理由
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和瓦屋根の谷部と銅板谷樋の劣化メカニズムについて詳しく解説します。和瓦屋根の谷部の劣化メカニズム 1.水分の蓄積 ●谷部は雨水が集中する場所であり、水分が蓄積しやすいです。これにより、瓦の接合部や下地材が常に湿った状態になり、劣化を早める原因となります。 2.苔や藻の発生 ●湿気が多い谷部では、苔や藻が発生しやすくなります。これらの植物は瓦や下地材にダメージを与え、さらに湿気を保持するため、劣化が進行しやすくなります。 3.凍結融解 ●気温が低い地域では、冬季に水分が凍結し、瓦や下地材に膨張圧をかけることがあります。これにより、ひび割れや破損が生じることがあります。 4.デブリの蓄積 ●落ち葉やゴミが谷部に蓄積すると、水の流れが妨げられ、雨水が滞留しやすくなります。これにより、漏水や腐食が発生しやすくなります。銅板谷樋の劣化メカニズム 1.酸性雨による腐食 ●銅板は酸性雨によって腐食しやすいです。酸性雨に含まれる酸が銅と反応して、緑青(銅の酸化物)を生成します。これにより、銅板が徐々に薄くなり、最終的には穴が開くことがあります。 2.電気化学腐食 ●異なる金属が接触している場合、電気化学腐食が発生することがあります。例えば、銅板と鉄やアルミニウムが接触している場合、電位差により腐食が促進されます。 3.温度変化による膨張と収縮 ●銅板は温度変化により膨張と収縮を繰り返します。これにより、繰り返しのストレスが加わり、金属疲労や亀裂が発生することがあります。 4.物理的な損傷 ●落ち葉やゴミの蓄積、鳥の巣作りなどにより物理的に損傷することがあります。また、足で踏むなどの外力が加わると、銅板が変形したり、亀裂が入ったりすることがあります。 5.化学薬品の影響 ●屋根の清掃や雪の溶解剤として使用される化学薬品が銅板に付着すると、化学反応を起こして腐食を促進することがあります。劣化防止策 1.定期点検と清掃 ●屋根の谷部や銅板谷樋の定期的な点検と清掃を行い、落ち葉やゴミを取り除くことで、水の流れを確保し、腐食を防ぎます。 2.防水処理 ●防水処理を施すことで、水分の浸透を防ぎ、劣化を遅らせることができます。特に、接合部や亀裂が見られる箇所には防水材を適用します。 3.適切な素材選定 ●新築や修理の際には、地域の気候条件に適した素材を選定します。例えば、酸性雨の多い地域では、耐食性の高い銅合金を使用することが考えられます。 4.電気化学腐食対策 ●異なる金属が接触しないように、絶縁材を挟むなどの対策を講じます。また、適切な接地を行うことで、電気化学腐食を防ぐことができます。 5.化学薬品の使用を控える ●屋根の清掃や雪の溶解剤として化学薬品を使用する際は、銅板に影響を与えないものを選ぶか、使用後にしっかりと洗い流すことで腐食を防ぎます。これらの対策を講じることで、和瓦屋根の谷部と銅板谷樋の劣化を効果的に防ぎ、屋根の耐久性を保つことができます。
銅板谷樋に穴が空く原因とその予防方法について詳しく解説します。銅板谷樋の穴が空く原因 1.酸性雨による腐食 ●酸性雨に含まれる硫酸や硝酸が銅と反応し、腐食を引き起こします。この腐食が進行すると、銅板が薄くなり、最終的に穴が空くことがあります。 2.電気化学腐食(ガルバニック腐食) ●異なる金属が接触することで、電位差により腐食が促進される現象です。銅板が他の金属(例えば鉄やアルミニウム)と接触すると、この腐食が発生することがあります。 3.物理的なダメージ ●鳥の巣作りや落ち葉、枝などのデブリが銅板谷樋に溜まると、水の流れが阻害され、溜まった水が腐食を促進します。また、足で踏むなどの物理的な衝撃も穴の原因となります。 4.温度変化による膨張と収縮 ●銅は温度変化により膨張と収縮を繰り返します。これにより、繰り返しのストレスが銅板にかかり、金属疲労や亀裂が発生し、最終的に穴が空くことがあります。 5.化学薬品の影響 ●屋根の清掃や雪の溶解剤として使用される化学薬品が銅板に付着すると、化学反応を引き起こし、腐食を促進することがあります。銅板谷樋の穴の予防方法 1.定期点検と清掃 ●定期的に銅板谷樋を点検し、落ち葉やゴミを取り除くことで、水の流れを確保し、腐食のリスクを低減します。特に秋の落葉シーズンや大雨の後に点検を行うと効果的です。 2.防食処理 ●銅板に防食処理を施すことで、酸性雨や化学薬品による腐食を防ぐことができます。例えば、銅板に特殊なコーティングを施すことで、耐食性を向上させます。 3.電気化学腐食対策 ●異なる金属が接触しないように、絶縁材を挟むなどの対策を講じます。また、適切な接地を行うことで、電気化学腐食を防ぐことができます。 4.適切な排水設計 ●銅板谷樋の勾配を適切に設計し、排水をスムーズに行えるようにすることで、水の滞留を防ぎ、腐食のリスクを低減します。 5.化学薬品の使用を控える ●屋根の清掃や雪の溶解剤として化学薬品を使用する際は、銅板に影響を与えないものを選ぶか、使用後にしっかりと洗い流すことで腐食を防ぎます。 6.保護ネットの設置 ●鳥の巣作りや大きなデブリの侵入を防ぐために、銅板谷樋に保護ネットを設置することも効果的です。 7.高品質の銅板を使用 ●初期の段階で高品質の銅板を使用することで、耐久性が向上し、腐食や物理的ダメージに対する耐性が高まります。これらの予防策を講じることで、銅板谷樋の寿命を延ばし、穴が空くリスクを最小限に抑えることができます。
銅板谷樋のメンテナンスと長持ちさせるコツについて詳しく解説します。メンテナンス方法 1.定期点検 ●季節ごと、特に秋の落葉シーズンや春の大雨の後に定期的な点検を行い、銅板谷樋の状態を確認します。点検では、腐食、亀裂、穴あき、デブリの詰まりなどをチェックします。 2.清掃 ●落ち葉、枝、泥などのデブリを定期的に取り除きます。デブリが溜まると、水の流れが阻害され、腐食の原因となります。手袋をして手作業で取り除くか、柔らかいブラシを使用して清掃します。 3.防食処理 ●銅板谷樋に防食剤を塗布することで、酸性雨やその他の腐食要因から保護します。防食剤は定期的に再塗布する必要があります。 4.適切な排水設計 ●谷樋の勾配を適切に設計し、水がスムーズに流れるようにします。排水口や下水管が詰まっていないかを確認し、詰まりがある場合は速やかに取り除きます。 5.保護ネットの設置 ●大きなデブリや鳥の巣作りを防ぐために、谷樋に保護ネットを設置します。これにより、清掃の頻度を減らし、谷樋の寿命を延ばすことができます。長持ちさせるコツ 1.高品質な材料の選定 ●初期段階で高品質な銅板を使用することが重要です。耐食性の高い銅合金を選ぶことで、腐食のリスクを低減し、耐久性を向上させます。 2.適切な施工 ●信頼できる専門業者による適切な施工が不可欠です。施工時にしっかりと固定されていることを確認し、異なる金属が接触しないように配慮します。 3.電気化学腐食対策 ●異なる金属が接触しないように、絶縁材を挟むなどの対策を講じます。また、適切な接地を行うことで、電気化学腐食を防ぎます。 4.温度変化への対応 ●銅板は温度変化により膨張と収縮を繰り返すため、施工時に十分な余裕を持たせることで、金属疲労や亀裂の発生を防ぎます。 5.化学薬品の使用を控える ●屋根の清掃や雪の溶解剤として使用する化学薬品は、銅板に影響を与えないものを選ぶか、使用後にしっかりと洗い流すことで腐食を防ぎます。 6.定期的な再塗装 ●防食剤や保護塗料を定期的に再塗布することで、銅板を保護し、腐食の進行を防ぎます。再塗装のタイミングは使用する防食剤の種類や環境条件により異なります。 7.緊急修理の迅速対応 ●銅板谷樋に穴や亀裂が発生した場合は、早急に修理を行います。放置すると損傷が拡大し、修理が困難になることがあります。これらのメンテナンス方法と長持ちさせるコツを実践することで、銅板谷樋の耐久性を高め、長期間にわたり良好な状態を保つことができます。
お読みいただきありがとうございました。銅板谷樋の穴があく理由や対策についての知識が深まりましたら幸いです。記事のまとめ。– 和瓦屋根の谷部で銅板谷樋が穴があく理由には劣化や経年劣化が関係している。– 穴があく原因を理解することで、予防方法を適切に取ることができる。– 銅板谷樋の定期的なメンテナンスと適切な対策を行うこと
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『大府市にて平屋造りの建物屋根にある谷部の水流れ板金から雨漏り発生!』
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