藤白台のお客様より雨漏りのご相談をいただきました。雨漏りしているのは築4０年の空き家です。
依頼者様のご実家で、ご両親が亡くなられて３年ほどはそのままになっていたのですがリフォームして利用しようと考え、久しぶりに家を見に来た際に雨漏りのひどさに驚かれたそうです。

これが現在の天井や床の状態です。
雨漏りはご両親が住まわれていた時にも発生していたそうなのですが、生前にお父様が修理されてからはすっかり直ったとのことで、今回のような雨漏りは予想外のことのようでした。

雨漏りしているお部屋の真上には依頼者様がおっしゃったように屋根修理がされていました。

屋根修理といってもトタン板や木の板、ゴムシートなどが釘で打ち付けられているだけで全く正しい施工法ではありません。
雨水の浸入箇所と思われる部分を覆ってを雨漏りを防ごうとされていたのでしょう。
一時は雨漏りが止まったかもしれません。しかし雨漏り修理は専門業者が正しい方法で施工しないと直せるものではないのです。

屋根の状態を詳しく見ると修理されていた箇所以外にも雨漏り原因となり得るところがあります。
まずは棟が崩れていることです。

棟が瓦屋根の頂点の継ぎ目を雨風から守っていますので棟が崩れるとそこから雨水が浸入してきます。
棟の土台となっている葺き土も流れ出ていますね。雨漏りを防ぐためには棟を積み直す必要があります。

瓦が割れている箇所があり、その部分を見てみると屋根の下地になっている木材が腐食していますね。

瓦自体は耐久性が高い屋根材ですが、下地が傷んでしまうと雨漏りの原因になります。
いずれにせよ、屋根の下地から新しくする葺き替え工事が必要となります。

こちらのお家は正しい雨漏り修理がされないまま、長い時間空き家となっていましたので気づいたときには雨漏りが進行しており大規模な修理工事が必要となってしまいました。
以前に雨漏りした際にDIYではなく専門業者に修理を依頼しておけばここまでひどい雨漏りには発展しなかったかもしれません。
雨漏り修理は屋根工事の中でも難しいものの一つです。
被害を最小限に抑えるためには必ず専門業者にご相談ください。
雨漏り修理の経験豊富なアメピタでは無料点検、雨漏り相談承っております。