屋根に上がってみると棟板金がなくなっていることがわかりました。通常、スレート屋根の頂点には金属の板が設置されています。
この金属板は「棟板金」と呼ばれ、屋根の頂点にできるスレート屋根材同士の継ぎ目を覆って雨水が浸入してくるのを防ぐ役目を持っています。
「貫板」という木の板を下地として設置し、そこに釘などで固定されています。
貫板は木でできていますので経年劣化により腐食しますし、金属でできている棟板金や釘は錆が発生します。
そうすると板金に劣化が生じたり、釘が浮いてしまうことで棟板金が風などの影響を受け、飛散したり捲れてしまうのです。