新芦屋下で雨漏りの原因となったバルコニーの調査を行いました。昨年あたりから１階の一室で、木部が変色する、壁のクロスが浮いてくるなどの症状があったそうです。

雨漏りというと上から水が垂れてくる、というイメージを持つ方が多いかと思いますが、壁や天井の変色、クロスの剥がれやカビ、何となく湿気っぽい、などといったときにも雨漏りである可能性があるので注意してください。

雨漏り症状がある部屋は、２階バルコニー側の直下です。実はバルコニーというのは雨風に晒されるため雨漏りの原因になりやすい場所のひとつでもあります。

まずはバルコニーの床ですが、黒くくすんでひび割れなどもあるようでした。ここから水が染み込んだら…階下に影響が出てしまうのはご想像いただけると思います。近年ではバルコニーの床には、塩ビシートやウレタン樹脂塗布などで防水加工を施すのが一般的です。清掃、補修の後、防水工事をいたします。

また、バルコニーの手すり部分、この一番上にかぶせられた部品を笠木といいますが、金属製の笠木が歪んで浮いているようでした。さらに下側からのぞいて確認すると、内部の木材が見えて劣化している様子が分かります。

バルコニーの壁は構造材が木材であることがほとんどですから、隙間から内部に雨水が浸入してしまえばその下の部屋やバルコニーの裏側まで傷めてしまうことがあります。放置すれば内部がどんどん腐食しバルコニー自体を解体しなければいけない事態になることもあります。

こちらも必要な補修を施し、笠木は新しいものを用意して設置いたします。

ルーフバルコニーなど、その下がお部屋になっている構造の場合、特に雨漏りには注意が必要です。一度防水加工を施しても10年、20年と経つうちにさまざまな不具合も生じます。ご不安な方は、アメピタまでご相談ください。