数十年前までは、屋根の下地に杉皮を敷き詰め、その上に粘土を敷き、粘土に押し付けるように瓦を施工していく工法が主流でした。それだけ?と思われるかもしれませんが、実際にこの工法で50年以上家屋を守っている屋根もあります。 しかし瓦を外してみると、土がほとんど流れてしまっているようです。杉皮も大分ダメージを受けているようですから、瓦が剥がれた部分から雨が天井裏へ流れてしまったのでしょう。 お客様は、家をしっかりメンテナンスして下の代へ引き継ぎたいとのことでしたので、屋根の全面リフォームをご案内いたしました。屋根材を全て新しいものへと替える葺き替え工事なら、古く傷んだ屋根でも一新することができます。