経年劣化で交換時期が来ているカラーベストの屋根を雨漏り点検を調査
名古屋市昭和区にて、借家を貸しているオーナー様より建物から雨漏りしてきたと、ご相談のご連絡をいただきました。築年数もかなり経過している建物だそうで、一階で店舗を使ってご商売しているそうです。お客様のご都合の良い時間に合わせて、ご訪問させていただきました。カラーベスト屋根は経年劣化により雨漏りのリスクが高まります。この記事では、交換時期が来ている屋根の雨漏り点検方法や修理方法について詳しく解説します。
屋根の方には、経年劣化し始めているカラーベストが施工されていました。こちらの建物が、築40年ほど超えていました。カラーベスト自体、2005年ごろのアスベスト規制があってから、ノンアスベスト材として新しくなりました。アスベストは含有しなくなったのですが、逆に保持力や耐久力が弱くなっていると思います。そして、2005年ごろ以前のアスベストが含有しているカラーベストは、全てにおいて今のカラーベストより頑強になります。そんな頑強なカラーベストでも、新しい状態から25年ほど過ぎると、交換時期が来てしまいます。今回のように築40年以上にもなると、カラーベストが破損していなくても表面から雨水が染み込んで、染み込んだ内部から屋根裏に伝って雨漏りを発生する可能性はありえます。
陸棟部には、棟板金が施工されていました。この棟板金も、破損はしていなかったが所々に傷や劣化が見当たります。棟板金自体は、劣化しても雨水などを吸い込むことは、相当錆などで穴があかない限りにはありえないです。ただこの棟板金の固定方法が、棟板金の横側から釘を打ち込んで固定していました。この方法だと、板金に打ち込んだ釘頭から雨水が染み込んで、内部の貫材(ぬきざい)を腐食させてする可能性はありえます。棟板金だからと言って、半永久的に持つものでは無い事だけは、知っておいてください。 そんな棟板金の、内部を調査するために一部解体して取り外して行きます。
棟の内部を調査するために、棟板金を取り外して確認してみました。棟板金を取り外すとき気が付きましたが、昔の施工だったからもありますが、棟板金同士の接続部分にコーキングボンドなどを塗って雨水が浸入を防ぐ処置が行われておりませんでした。
昔の職人さんでは、コーキングボンドでの処置作業を行うことに、気が付かなかったかもしれません。棟板金同士の接続部分では、コーキングボンドを塗っておくのも大事かと考えますね。
あまり良い仕事ぶりでは無いですが、棟板金に隠れる棟芯付近に、屋根材の端材が隠されるように入れ込まれていました。
昔の瓦屋さんの一部の会社さんが、瓦と瓦の隙間にその現場で発生した端材を入れ込むことがあります。
たしかに、施工上どうしても瓦施工の高さ調整材として、発生した端材を差し込むことはあります。
とは言っても、その作業に関しては数枚単位の端材となります。
(大きな建物の場合は数十枚単位になることもありえます)
その現場で出たほとんどの端材やゴミなどを、屋根の間に隠すようにしまい込むことについて。その理由としては・・・1.発生した端材を会社に持ち帰ると産業廃棄物として捨てるためお金を出さないと行けなくなる2.元請けなどにいい顔したいため、値引き交渉を行って廃棄物の処理費が無いので、建物の屋根の中に隠していく3.儲けを出したいため廃棄物台を押さえるため屋根の中に隠しておく4.雇われている社長から指示されて首にされたくなくて仕方なく指示に従って屋根の間に隠した今現在の屋根工事屋さんは、この様なことはしないと思います。(いないと信じているのですが)昔の一部の屋根工事屋さんは、この様なことを行っていたかと考えられます。
棟板金を固定する土台でもある【貫材(ぬきざい)】に、雨水が浸入している形跡も発見されました。まだ、侵入している程度は少ない状態でした。とは言え、雨水が浸入している現状は見つけましたので、今後もこの雨水の進入が止まることはありえません。そのため、室内に入った雨漏りも含めて作業を進めるのが良いかと考えました。今回の点検内容から、お客様に現在のカラーベストの葺き替え工事ともなると、アスベストが含有して産廃代が高額になってしまいます。そのため、現状のカラーベスト材の上から重ねるようにして、金属屋根材を施工するカバー工法でご提案させていただきました。その提案内容を基本に、お見積りを作成してお渡しご家族でご相談していただくように促してみましました。次回の現場ブログはこちらから読み進めますよ↓↓↓『名古屋市昭和区にてアスベスト含有カラーベストに金属屋根カバー工法を施工するメリットと手順』
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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