昭島市中神町にてアパートの外壁塗装を検討されていることから、その事前調査を実施いたしました。
アパートの外壁塗装を行う前の事前調査は、適切な施工計画を立てる上で非常に重要なプロセスです。通常、専門の業者が30分から1時間程度かけて無料で実施します。
調査では、まず外壁の劣化状況を詳細に確認します。目視や触診によって塗膜の劣化状態やクラックの有無を調べ、サイディングボードが使用されている場合は、ボードの反りやズレ、シーリングの劣化なども確認します。必要に応じて打診棒を使用し、建物内部の状況も調べます。
次に、塗装面積の算出を行います。建築図面がある場合はそれを参照しつつ、実際の寸法との違いがないか確認します。図面がない場合は、メジャーやレーザー測定器を使用して実測します。
立地条件の確認も重要です。日当たりや海からの距離など、建物に影響を与える環境要因を調査します。さらに、工事をスムーズに進めるため、足場設置スペースや作業車の通行可能性、駐車スペースなども確認します。
近年では、ドローンを使用した屋根や屋上の調査も増えています。これにより、安全かつ詳細に屋根の状態を確認することができます。
事前調査は、正確な見積もりと適切な施工計画の立案に不可欠です。また、アパートの場合は入居者への影響も考慮する必要があります。工事期間中の状況を事前に入居者に正確に伝えることで、トラブルを未然に防ぐことができます。
なお、2023年10月からはアスベスト事前調査が義務化されました。これは人体への健康被害を防ぐための重要な調査です。
事前調査を通じて、アパートの状態を正確に把握し、適切な施工方法や使用する塗料を選定することで、長期的な建物の保護と入居者の快適な生活環境の維持につながります。
基礎付近の外壁のクラックは、建物の構造や耐久性に影響を与える可能性がある重要な問題です。主な原因として、乾燥収縮、気温の変化、不同沈下などが挙げられます。
乾燥収縮は、コンクリート内部の水分が蒸発することで基礎が収縮し、外壁にも影響を与えることで発生します。気温の変化による収縮も同様のメカニズムでクラックを引き起こす可能性があります。
不同沈下は特に注意が必要で、地盤の状態によっては建物全体の傾きや構造的な問題につながる可能性があります。このような場合、外壁のクラックだけでなく、雨漏りや日常生活への支障など、より深刻な問題に発展する恐れがあります。
クラックの程度は、その幅によって評価されることが多く、0.3mm未満の微細なものは「ヘアークラック」と呼ばれ、一般的には補修不要とされています。
しかし、0.3mm以上のクラックは「構造クラック」として扱われ、早急な対応が必要となります。 基礎付近の外壁のクラックを発見した場合、専門家による調査・診断を受けることが重要です。クラックの幅、深さ、方向性などを総合的に判断し、適切な補修方法を選択する必要があります。放置すると、雨水の侵入や建物の構造強度の低下につながる可能性があるため、早期発見・早期対応が建物の長寿命化につながります。
モルタル壁のクラックは、建物の構造や美観に影響を与える重要な問題です。主な原因として、乾燥収縮、温度・湿度の変化、施工不良、外部からの負荷や振動などが挙げられます。特に、モルタルの乾燥が不十分なまま塗装したり、日射や強風で急激に乾燥したりすることでクラックが生じる可能性があります。
補修方法は、クラックの幅や深さによって異なります。
0.3mm未満の浅いクラックの場合、コーキング材を注入し、へらで表面を慣らす方法が一般的です。0.3mm以上1.0mm未満のクラックには樹脂注入工法が適しており、専用の道具を使用するため、プロに依頼することが推奨されます。1.0mm以上の深いクラックの場合は、カットシーリング充填工法が用いられ、電動カッターでVやU字型の溝を作り、コーキング材を注入します。
モルタル壁のクラック補修にはDIYで対応できる場合もありますが、適切な補修には専門知識と技術が必要です。特に、深いクラックや広範囲に及ぶ場合は、専門家に依頼することが望ましいでしょう。
補修費用は、ひび割れ補修で1メートルあたり700円から1,400円程度が相場となっています。 定期的な点検とメンテナンスを行うことで、クラックの早期発見と対処が可能となり、建物の長寿命化につながります。また、適切な施工と環境管理を行うことで、クラックの発生リスクを軽減できます。
スレートの一部が外れることは、屋根の構造や防水性能に深刻な影響を与える重要な問題です。
主な原因として、経年劣化による釘の腐食や緩み、強風や台風などの自然災害、施工不良などが挙げられます。特に、釘の打ち損じによってスレートが適切に固定されていない場合、脱落のリスクが高まります。
スレートが外れると、その部分から雨水が侵入し、雨漏りの原因となる可能性があります。また、露出した下地材が劣化するリスクも高まります。さらに、一枚のスレートが外れることで周囲のスレートにも影響を与え、連鎖的に脱落する危険性があります。
対処方法としては、外れたスレートを正しい位置に戻し、適切に固定することが重要です。
ただし、単に元の位置に戻すだけでなく、周囲のスレートの状態も確認し、必要に応じて補強や交換を行う必要があります。 スレートの欠けや割れが軽微な場合は、シーリング材による補修も可能です。ただし、この方法は一時的な対処であり、長期的な解決策としては適していません。
大規模な損傷や広範囲にわたる劣化がある場合は、屋根カバー工法や葺き替えなどのより本格的な修理が必要になることがあります。 スレートの一部が外れている状態を放置すると、雨漏りや構造的な問題に発展する可能性が高いため、早急に専門家による診断と適切な修理を行うことが重要です。定期的な点検とメンテナンスを行うことで、スレートの脱落を未然に防ぎ、屋根の寿命を延ばすことができます。
アパートの鉄製手すりの錆びは、建物の安全性と美観に関わる重要な問題です。
主な原因は、塗装の劣化や剥がれにより鉄部が空気や水分にさらされることで発生します。特に、海岸近くの建物では塩分の影響で錆びが進行しやすくなります。
錆びは一度発生すると加速度的に進行し、放置すると手すりの強度低下や破断につながる可能性があります。これは居住者の安全を脅かす深刻な問題となり得ます。また、錆びた手すりは見た目も悪く、建物全体の印象を損ねます。
定期的なメンテナンスが錆びの進行を防ぐ鍵となります。一般的に、5〜6年に一度のペースで錆び塗装補修を行うことが推奨されています。しかし、建物の立地や環境によっては、より頻繁な点検と補修が必要になる場合もあります。
錆びの程度が軽い段階であれば、丁寧に錆びを落とし(ケレン)、再塗装することで比較的安価に修復できます。
しかし、錆びが進行して手すりの厚みが減少したり、穴が開いたりした場合は、部材ごと交換する必要が生じ、修繕コストが大幅に増加します。 早期発見と適切な対応が重要です。管理人や居住者による日常的な点検と、専門家による定期的な診断を組み合わせることで、錆びの進行を最小限に抑え、建物の長寿命化と居住者の安全確保につながります。
アメピタではアパートの雨漏り修理も承っており、今回のような外壁補修に加えた塗装や屋根の修繕なども対応しております。
軽微な工事は33,000円からとなっておりますのでお気軽にご相談ください。
こちらの記事を書いた施工店【アメピタ多摩川支店】
私達「アメピタ多摩川支店」ではお客様に寄り添い、建物にとってもお客様にとっても最適な雨漏り修理のご提案をさせていただきます。
急な雨漏りでどこに電話したらいいのだろう?他社に雨漏り修理をお願いしても雨漏りが止まらなかった。などのお悩みをお持ちの方は是非アメピタの無料相談をご利用ください。雨漏り診断士の有資格者が多数在籍しておりますので、どんな雨漏りも確実に止めることをお約束します!
アメピタ多摩川支店は東京都調布市を所在地とし、お電話を頂いてから最短10分での現地調査や応急処置でご対応させていただいております。
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