名古屋市天白区にて、経年劣化した屋根瓦の葺き替えリフォーム工事のご依頼をいただきました。前回の記事では、屋根の躯体補強工事を実施し、新しい野地板を施工するまでの工程をご紹介しました。今回は、屋根に洋風平板瓦を施工する様子について詳しくお伝えいたします。
近年、屋根瓦の施工では【乾式工法】が主流となっています。
この工法では、屋根に一定の間隔で「桟木」と呼ばれる木材や樹脂製材を打ち付け、その桟木に屋根瓦の底面にある「爪」を引っかけて固定していきます。
かつては【湿式工法】と呼ばれる、屋根と瓦の間に屋根土を使用する工法が一般的でした。
しかし、施工に時間がかかることや耐久性の問題などから、現在ではほとんど使用されなくなっています。
J形・F形・S形など、さまざまな屋根瓦の種類
屋根瓦にはさまざまな種類があり、代表的なものとして以下のような形状が存在します。
J形(日本瓦・和瓦)日本伝統の瓦であり、乾式工法・湿式工法の両方に対応可能。
F形(平板瓦・洋風瓦)1990年代中盤以降、J形に代わり広く普及。シンプルなデザインで施工しやすいのが特徴。
S形(S瓦)1980年代には多く使用されていたが、1990年代後半以降は徐々に減少。
セメント瓦・スレート屋根・金属屋根の特徴
屋根材には瓦以外にもさまざまな種類が存在します。
セメント系屋根瓦一時期普及していたが、現在では国内メーカーがほぼ撤退しており、修理用の材料の入手が困難。
カラーベスト(スレート系屋根材)主に3階建ての分譲住宅で採用されることが多い屋根材。
金属屋根(板金屋根)2004年のアスベスト問題をきっかけに、カラーベストの代替材として普及。カバー工法による施工が可能。
屋根瓦の施工方法|軒先から順に取り付ける
屋根瓦の取り付けは、軒先部分から順番に行います。
- 軒先部の施工
屋根の先端(1段目)は、風の影響を受けやすいため、屋根瓦1枚につき2本のビス釘でしっかり固定します。
- 2段目以降の施工
屋根瓦の「爪」を桟木に引っかけて落下しないように固定し、2段目以降の瓦には1本のビス釘を使用します。
- 釘穴の工夫
瓦メーカーの設計により、雨水が釘穴に到達しにくい構造になっているため、未使用の釘穴はそのままの状態にして施工します。
このように、適切な工法を用いることで、耐久性と防水性を兼ね備えた屋根に仕上げることができます。
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『名古屋市天白区にて平板瓦へと屋根リフォーム!役物瓦の棟瓦とケラバ瓦の施工方法』
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