乾式工法に対応した桟木と強力棟金具を設置し和瓦搬入準備まで完了
名古屋市緑区の神社所有の山車殿にて、屋根のリフォーム工事として瓦屋根の葺き替えを行いました。
前日までに、既存の瓦屋根や葺き土などを撤去し、屋根全体をブルーシートで雨養生した状態です。
今回は、古い野地板の上に新たな野地板合板とルーフィング防水紙を施工し、さらに新しい和瓦を設置するための下準備を行います。
まずは既存の野地板の上から、新しい野地板合板を重ね張りしていきます。
一般的には900mm×1800mmサイズの合板を使用し、厚みは10〜12mm程度が主流です。
古い野地板は、そのまま補強材として活用します。
合板同士に段差が生じないよう慎重に取り付けることがポイントです。
段差ができると、防水紙の破れや瓦施工時のズレの原因となるため、細心の注意を払います。
合板の施工後は、軒先から棟に向かってルーフィング防水紙を重ね貼りします。
雨水が侵入しないよう、通常よりも重ね幅を広めに確保して施工しました。
ルーフィング防水紙の施工が完了したら、乾式工法での瓦屋根の施工に向けて、屋根全体に桟木を取り付けていきます。
今回は樹脂系の桟木を使用しましたが、木材系でも用途に応じて使い分けています。
桟木は、瓦を引っかけて固定する土台となる重要な部材です。
また、大棟部分には台風対策として棟芯材(耐震工法)を設置。
その棟芯材を固定するための「強力棟金具」も規定の寸法で取り付け、安全性を高めます。
次に、屋根全体に必要な和瓦を屋根上に荷揚げし、作業の効率を考慮しながら適切に配置します。
一度にすべてを上げず、施工に支障が出ないように一部ずつ搬入し、不足分は後から補充する方法で進めます。
これで新しい野地板合板の施工から、瓦設置のための下準備が完了しました。
次回はいよいよ、和瓦の本格的な施工に入っていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。今回は、神社山車殿の屋根リフォームにおける下地工事から瓦搬入までの流れをご紹介しました。下地となる野地板や防水紙の施工は、屋根全体の耐久性を左右する大切な工程です。今後も安全第一で丁寧な施工を心がけてまいります。次回は、いよいよ和瓦の本格施工の様子をご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。
- 古い屋根撤去後、野地板合板とルーフィング防水紙を施工
- 乾式工法用の桟木と強力棟金具を適切に設置
- 屋根上に和瓦を効率的に配置し搬入完了
- 次回は、和瓦の本格的な施工工程をご紹介予定
次回の現場ブログはこちらから読み進めます↓↓↓
『名古屋市緑区 山車殿の和瓦屋根葺き替え工事!新しい瓦で平部と丸冠瓦の施工』
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