軒先瓦や平瓦・ケラバ袖瓦ぶの丸冠瓦を施工!南蛮漆喰やビス固定による雨漏り対策も考慮した仕上げ
名古屋市緑区の神社敷地内にある山車殿にて、和風屋根瓦への葺き替えリフォーム工事を行いました。
前回までに、屋根上に新しい瓦を荷揚げしておき、本日は屋根全体に瓦を取り付ける作業に入りました。
まずは、瓦屋根の水平ラインを整えるため、軒先部分に高さ調整材を取り付けていきます。
使用する材料は、15mm〜30mm程度の木材や樹脂製材など、屋根勾配や瓦の種類に応じて選定します。
次に、屋根の最前線となる軒先部分に、軒先専用の和瓦を横一列に取り付けていきます。軒先瓦は、意匠的にも雨水の流れをコントロールする機能面でも重要な役割を果たします。
ケラバ(屋根の袖部)には、専用のケラバ袖瓦を加工して取り付けます。この加工は、後の丸冠瓦を固定するビスのスペース確保のためです。
その後、屋根全面に平瓦を一枚ずつ右から左へ、または屋根形状によっては左から右へ向かって施工していきます。大規模な公共建築などでは、数人で分担しながら行うケースもあります。
屋根の上部、大棟際の隙間には、平瓦を加工した「調整瓦」を取り付けていきます。この工程では、南蛮漆喰を使用しながら高さを調整し、確実に接着していきます。なお、釘固定は雨漏りリスクがあるため行いません。
次に、屋根両端には「丸冠瓦」を取り付けます。この丸冠瓦は、意匠性や寸法調整、お客様のご希望により設置します。今回は、以前からのデザインを踏襲し、施主様のご要望により施工することになりました。
丸冠瓦は、南蛮漆喰で接着した後、ビス釘で固定します。ビスにはパッキンが付いており、ビス穴から雨水が侵入しないよう工夫されています。
最後に、丸冠瓦がしっかりとビスで固定されるよう、事前に加工しておいた調整瓦の隙間を活かして、下の桟木までビスが届くように施工します。
このように、各工程を丁寧に進めながら、和瓦による屋根全体の施工を無事完了いたしました。
ここまでご覧いただきありがとうございます。今回は、山車殿の和瓦屋根リフォームにおける軒先瓦・平瓦・丸冠瓦の施工までの流れをご紹介しました。南蛮漆喰やビス固定による防水性の確保、そして細かな調整作業により、美しい仕上がりと安心の耐久性を実現しています。次回は、さらに屋根仕上げの工程や補足情報をお届けしますので、ぜひご期待ください。
- 高さ調整材を用いて軒先部の下地準備を実施
- 軒先瓦・平瓦・ケラバ袖瓦など各部材を丁寧に施工
- 南蛮漆喰で調整瓦を接着し、雨漏りリスクに配慮
- 丸冠瓦をビス固定し、和瓦屋根の仕上げを完了
次回の現場ブログはこちらから読み進めます↓↓↓
『名古屋市緑区 屋根の頂点部でもある大棟部の熨斗瓦積みと鬼瓦施工と耐震補強』
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