屋根の隅棟修理と雨漏り防止の具体的施工事例

屋根の隅棟や鬼瓦、軒先部分は雨風の影響を受けやすく、雨漏りや瓦の落下の原因になります。
今回は名古屋市天白区で行った、費用と安全性を両立した屋根修理の様子をご紹介します。

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1. 雨水の侵入口「隅棟」と屋根の状態

屋根の隅棟は、雨水が侵入しやすい場所です。
名古屋市天白区のお客様宅では、隅棟の下の平瓦がズレて隙間が開いており、放置すると雨漏りの原因になる可能性がありました。
隅棟部分の修理は、瓦の構造が複雑なため、他の部分に比べて大掛かりになります。
棟瓦全体の取り外しが必要になるため、費用も高額になりがちです。

2. 修理には専門技術が必要！工事の流れ

隅棟の瓦は繊細に組まれており、修理には専門的な技術が不可欠です。
今回はすべての隅棟瓦を一度取り外し、下地を修復した上で、再利用可能な瓦だけを選別し、丁寧に再施工しました。
特に古い瓦は割れやすいため、慎重な取り扱いが求められます。
屋根の状態によっては、葺き替えではなく修理で済むケースもありますので、まずは点検が大切です。

3. 瓦のズレや劣化への具体的な対策方法

隅棟の内部に使われている土は、経年劣化で瓦を固定する力が弱くなります。
そのため、古い土を撤去し、ズレた瓦を清掃後にしっかり戻して固定しました。
また、屋根の先端である軒先には強風に耐えられるよう専用のビス釘で瓦を固定。
平瓦にはコーキングボンドを塗布し、飛散や雨漏りを防止しました。見た目以上に重要な作業です。

4. 雨漏りを防ぐために必要な点検と心構え

屋根の修理後には、棟瓦と鬼瓦の接合部に漆喰を塗り、防水性を強化しました。
最後に棟全体を針金でしっかり固定し、ズレ防止対策も万全に。
施工後はお客様に詳しくご説明し、「これで安心」とのお言葉もいただきました。
屋根は日々の暮らしを守る大切な存在です。
少しでも気になる症状があれば、早めの点検が大切です。

まとめ

今回ご紹介したように、屋根の隅棟や軒先は特に劣化が進みやすく、雨漏りや事故のリスクを伴います。
しかし、早期の点検と適切な修理により、安心・安全な住まいを維持することが可能です。
古い瓦でも、状態によっては再利用できるため、費用を抑えることもできます。
ご自宅の屋根に不安がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。丁寧にご対応いたします。

• 隅棟の瓦ズレは雨漏りの原因になるため早期点検が重要

• 古い瓦でも状態が良ければ再利用可能で費用を抑えられる

• 軒先や平瓦の固定は強風・雨水対策に欠かせない

• 鬼瓦や棟瓦は漆喰・針金でしっかり補強し安全を確保

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