大雨の時だけ雨漏りする場合は、実はこれから雨漏りが悪化していくという初期のサインだということもでもあります。
大雨の時だけ雨漏りする症状は、少量の雨漏りが発生している場合が多くなっていますが、
そのままずっと放置しておくと数年後、数ヶ月後には目に見える雨漏りになってしまう事もあります。その原因として次のようなことが挙げられます。

・外壁と屋根の劣化
・外壁のクラック
・コーキング部分の劣化

大雨で雨漏りがする場合、必ずしもこれが原因だという特定が難しいのが正直なところですが、主に上記３つの原因の確率が高いです。

大雨、強風を伴う台風の時だけ雨漏りする原因として、最も有力な原因がコーキングの劣化です。一般的な建売住宅の多くは、外壁にサイディングを使用しているものが多いです。
サイディングとサイディングの目地の部分に打ち込んであるゴムのようなもの、それがコーキングです。
コーキングはサッシ周りや窓枠にも使われています。
コーキングの劣化が進むと、ひび割れや剥離が発生して、その隙間から雨水が浸入してしまう原因となります。

ゴム素材に近い性質をしているので、ひび割れやあ剥がれが一気に進むのではなく、徐々に劣化していきます。
その結果、ちょっとの雨であれば雨水をそこまでは住宅内部に浸入させないが、大雨や強風をともなう台風の場合、

隙間や剥離した部分から雨水が浸入してしまい、雨漏りになるといったことになります。

なので、大雨の時のみ雨漏りして原因が何か分からず悩んでいる方は、
一度ご自身の住宅の外壁の目地部分のコーキングを確認し、ひび割れや剥離している部分がないか確認してみると良いでしょう。

外壁や屋根という部材は、素材にもよるのですが一般的に言われているのが、１０年に一度は塗装をしなければ劣化がひどく進んでしまうということ。
新築や中古で住宅を購入してから１０年以上経過し、外壁や屋根の再塗装をしていない場合は、塗料の劣化、屋根・外壁の目地の劣化など、様々な部分の劣化が進んでしまいます。

その結果、小さな隙間から雨水が浸入し雨漏りになってしまいます。
屋根・外壁・目地は常に雨風や日光にさらされているので、しっかりとメンテナンスをして上げなければ劣化してしまうので、数年に１度は必ず点検をしましょう。
雨漏りは非常に厄介なトラブルとなっていて、どこから雨漏りをしているのか特定をすることがまず非常に困難だという事。
なので、一般的な建築業者に雨漏り修理を依頼して直りはしたものの、数日後・数ヶ月後に結局雨漏りをしてしまった！なんて話を聞くことも多々あります。
雨漏り点検・修理を行いたい場合には「雨漏り専門業者」に依頼をすることで未然に大きなトラブルを避けられますので、施工事例やお客様の評判の良い業者を見極めて依頼をしましょう。