ベランダや陸屋根からの雨漏りを防ぐためには、
防水工事は欠かせません。中でも日本で最も採用されているのは
ウレタン防水です。しかしウレタン防水といっても
密着工法と
通気緩衝工法の2種類があるのをご存知ですか?密着工法に比べると通気緩衝工法は工事費用が高めなので、
「業者からは通気緩衝工法を勧められたけど、密着工法ではだめなの?」といったお問い合わせを多くいただきます。果たして
どちらを選べば良いのでしょうか?詳しく解説します!
まず、
「密着工法」は
下地にそのままウレタン樹脂塗料を塗ることで防水層を作る工法のことです。工程がシンプルなので、
工事費用を安くできるのがメリットです。また、小回りのきく工事なので、
部分的な補修の際に適しているでしょう。しかし、下地が水分を含んでいる場合、その水分が蒸発することで防水層に
浮きを作ってしまうことがあります。防水層の浮きが、割れに発展してしまえば、そこから雨水が浸入して
雨漏りの原因になってしまうでしょう。なので密着工法は
新築、傷みが軽度、雨漏りが無い、といった場合で採用される工事です。
上記の以外の場合に有効なのが
「通気緩衝工法」です。通気緩衝工法とは、ウレタン樹脂を塗る前に無数の穴が開いたシート(
通気緩衝シート・絶縁シート)を張ることで、塗膜と下地が密着しない状態にした上で、同時に
脱気筒を取り付けることで
下地の水分を外に逃すようにできる工法のことです。下地の水分を逃すことができるので、
防水層のひび割れや劣化を抑えることができるんです。密着工法と比べると工期は長く、費用も高くなってしまいますが、今後のメンテナンスを考えれば通気緩衝工法のほうが安心ですよね。
「密着工法」と「通気緩衝工法」の違いについてご理解いただけましたでしょうか?それぞれにメリットがあり、デメリットもあります。ウレタン防水工事の際はこれらを考慮して選ばれると良いでしょう。もちろんお住まいや劣化の状態によっては今回紹介した内容が全てではありません。どんな工事が最適なのかご不安に感じる場合は是非、雨漏り修理の専門店「アメピタ!」までお気軽にお問い合わせください!点検、ご相談は無料で承っております!
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