「地震の後、雨漏りするようになった」なんて経験はありませんか？近年は大きな地震が増えています。そういった地震でお住まいがダメージを受けると雨漏りにつながる不具合が生じてしまうことがあるんです！今回は地震の後に見ておきたい、お住まいのチェックポイントを２つ紹介します！

外壁のチェックポイント

地震の後に見るべきポイント、まずは外壁からです。外壁で見るべきポイントは、今まで無かったひび割れが発生、もしくは元々あったひび割れが大きくなっていないかです。外壁のひび割れは経年劣化でも発生する現象ですが、だからこそ見落としがちかもしれません。たとえ表面の塗膜にだけ入ったひび割れであっても、そこから雨水が染み込んで、ゆっくりと雨漏りの症状を進行させていくでしょう。気づいた時には外壁の広範囲に渡って雨水が染み込んでいた！なんてことにもなりかねません。

また、地震の後は建物の基礎部分もダメージがでやすい箇所です。お住まいによっては雑草に隠れていたり、確認しづらい立地になっている場所もあるでしょう。基礎部分も、ひび割れや剥がれが起きれば、そこから雨水が染み込んで、床下からの雨漏りになってしまうことがあります。

屋根のチェックポイント

屋根のチェックポイントについては、瓦屋根のケースを紹介します。地震の後、瓦がずれたり落ちたりして、ブルーシートを被せているお住まいを見かけることは多いですよね。そういったわかりやすい症状ならすぐに発見できるのですが、見落とされがちな症状としては漆喰のダメージが挙げられます。漆喰は、屋根の頂上部分、棟瓦を固定している素材になります。地震によって漆喰が剥がれたり割れたりしてしまうと、そこから雨水が染み込んで雨漏りに発展するケースがあります。さらにそのダメージに気づかずに放置してしまうと、再び大きな地震が発生した際に棟瓦が崩れてしまう原因にもなります。地震の後、庭先に見慣れない白い塊が落ちていたりする場合は要注意です！

漆喰や棟瓦の状態を確認するのは下から見える範囲にとどめておきましょう。高所での作業はプロでも危険ですし、地震の後は屋根が脆くなっている箇所もあるかもしれません。点検、補修は絶対に業者に頼むようにしましょう！