ラバーロック工法で雨漏り?おすすめできない理由とは
この記事は以下のような方におすすめです。
・屋根修理業者にラバーロック工法をすすめられ検討している方
・瓦屋根の原因不明の雨漏りでお悩みの方
・瓦屋根の原因不明の雨漏りでお悩みの方
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ラバーロック工法は本当に良いの?
ラバーロック工法は、正しく行えば必ずしも悪いことではありませんが、その効果が働くのはかなり限定的だといえます。
多くの業者がメリットよりデメリットの方が多いとして、あまり推奨していません。
多くの業者がメリットよりデメリットの方が多いとして、あまり推奨していません。
そもそもラバーロック工法とは
ラバーロック工法とは、瓦と瓦の継ぎ目をシーリング材などで埋めて補強するという工事です。
瓦止めと呼ばれることもあります。
瓦止めと呼ばれることもあります。
ラバーロック工法には以下のような利点があるといわれます。
・瓦同士を留めることでズレや落下を防ぐ
・リーズナブルに瓦を強化できる
ところがラバーロック工法には、以下のようなデメリットもあります。
・瓦同士を留めることでズレや落下を防ぐ
・リーズナブルに瓦を強化できる
ところがラバーロック工法には、以下のようなデメリットもあります。
ラバーロック工法4つのデメリット
①瓦がまとまって落下する
瓦同士をラバーロック工法でつなぎ合わせると、確かに少しの風で瓦が捲れにくくなります。
しかし強風や大きな地震などがあった際は危険です。
しかし強風や大きな地震などがあった際は危険です。
築年数の長い瓦屋根は、瓦を一枚一枚屋根に釘などで留めていません。ですから飛散・落下してしまうことがあるのですが、これがシーリング材で繋がっていたらどうでしょう。
台風や強風・大きな地震の際に、繋がった瓦がまとまって落ちてくる恐れがあるのです。
台風や強風・大きな地震の際に、繋がった瓦がまとまって落ちてくる恐れがあるのです。
②瓦のリフォームに手間がかかる
ラバーロック工法であらゆる箇所にシーリングをした瓦は、例えば葺き替えで瓦を下ろすことになったときなどにも、それを一つ一つ切っていかなければいけません。
手間と時間がかかりその分リフォーム費用がかさむこともあり得ます。
また、シーリングを剥がすことで瓦が傷つき、瓦の再利用をできるはずができなくなってしまうこともあるのです。
手間と時間がかかりその分リフォーム費用がかさむこともあり得ます。
また、シーリングを剥がすことで瓦が傷つき、瓦の再利用をできるはずができなくなってしまうこともあるのです。
③雨漏りを引き起こす可能性がある
間違ったラバーロックをしてしまった場合、雨漏りの原因になってしまうことがあります。
「ラバーロックをすると隙間から雨が入り込まない」という業者もいますが、そもそも瓦屋根というのはある程度のすき間を持って施工されているものです。通気の役割がありますし、間から雨が入り込んでも出ていく造りになっているわけです。
それを全て埋めてしまったら、シーリングの切れ目から入ってしまった雨水が出ていくことができず、雨漏りの原因になってしまうのです。
→ラバーロック工法が引き起こす雨漏りについてもっと詳しく
ラバーロック工法で「隙間を全て埋めてしまう」のは間違いです。
「ラバーロックをすると隙間から雨が入り込まない」という業者もいますが、そもそも瓦屋根というのはある程度のすき間を持って施工されているものです。通気の役割がありますし、間から雨が入り込んでも出ていく造りになっているわけです。
それを全て埋めてしまったら、シーリングの切れ目から入ってしまった雨水が出ていくことができず、雨漏りの原因になってしまうのです。
→ラバーロック工法が引き起こす雨漏りについてもっと詳しく
ラバーロック工法で「隙間を全て埋めてしまう」のは間違いです。
④悪徳業者の手口にされる
ラバーロック工法は材料や手間があまりかからず、手軽にできる工事です。
そのため業者がおすすめしやすい、ということもあるのですが、悪徳業者があまり意味のない施工をして費用を取る手口に使われることがあります。
特に、突然訪ねてきてラバーロック工法だけを進めるような業者の話は聞かない方が賢明です。
優良業者なら、しっかり屋根の状態を確認したうえで、先を見据えたリフォームやメンテナンスをご提案します。
そのため業者がおすすめしやすい、ということもあるのですが、悪徳業者があまり意味のない施工をして費用を取る手口に使われることがあります。
特に、突然訪ねてきてラバーロック工法だけを進めるような業者の話は聞かない方が賢明です。
優良業者なら、しっかり屋根の状態を確認したうえで、先を見据えたリフォームやメンテナンスをご提案します。
なぜラバーロック工法が雨漏りの原因になるのか
ラバーロック工法でも、正しい方法で施工されていれば雨漏りにつながることはありません。
しかし良くない業者や知識のない業者による間違った施工方法によって雨漏りを起こしてしまったケースを何度も見てきました。
ラバーロック工法が雨漏りを起こしてしまうのは、シーリングで埋める箇所が多すぎる場合です。
以下は間違ったラバーロック工法の例です。
しかし良くない業者や知識のない業者による間違った施工方法によって雨漏りを起こしてしまったケースを何度も見てきました。
ラバーロック工法が雨漏りを起こしてしまうのは、シーリングで埋める箇所が多すぎる場合です。
以下は間違ったラバーロック工法の例です。
瓦は元々それぞれがぴったりとくっついているわけではないですよね。
風や雨や入り込む隙間がありますが、同時に排出できる隙間でもあるわけです。
ですから、雨が瓦の下に流れ込んだり、瓦の下で湿気が溜まったりしても、水分を逃がすことができるのです。
シーリングは10年もすれば劣化が進んできますからところどころ切れてくるでしょう。その切れ目から雨が入り込むかもしれません。
ところがシーリングで必要以上に塞がれていると、水分が瓦の下に溜まったままになってしまいます。はじめは少しの水分でも、長年のうちに雨漏りの原因になってしまうのです。
風や雨や入り込む隙間がありますが、同時に排出できる隙間でもあるわけです。
ですから、雨が瓦の下に流れ込んだり、瓦の下で湿気が溜まったりしても、水分を逃がすことができるのです。
シーリングは10年もすれば劣化が進んできますからところどころ切れてくるでしょう。その切れ目から雨が入り込むかもしれません。
ところがシーリングで必要以上に塞がれていると、水分が瓦の下に溜まったままになってしまいます。はじめは少しの水分でも、長年のうちに雨漏りの原因になってしまうのです。
正しいラバーロック工法とは
では雨漏りを起こさない正しいラバーロック工法とは?
それは、瓦の一部分だけにシーリングを施す方法です。
平部の瓦なら、それぞれ山になっている箇所のみ。棟部なら間隔をあけて。これだけでちょっとした瓦のズレは防ぐことができるでしょう。
それは、瓦の一部分だけにシーリングを施す方法です。
平部の瓦なら、それぞれ山になっている箇所のみ。棟部なら間隔をあけて。これだけでちょっとした瓦のズレは防ぐことができるでしょう。
結論:ラバーロック工法はするべき?
ラバーロックのおかげでちょっとした風にも耐えられるようになる、ということはあります。
ところがデメリットも多いうえに、正しく施工したとしても長くは持たず、大きな自然災害には耐えられないでしょう。
しっかりとした屋根診断を受け、メンテナンスの一環として、適正価格で正しく行うラバーロックなら良いかもしれません。
築年数がある程度たっているお住まいなのであれば、屋根下地も傷んできているはずです。しっかりと点検を受けて、長く安心できるリフォームを検討されるべきです。最近では、耐震性を考慮して軽量な屋根材に変える方が増えています。
ところがデメリットも多いうえに、正しく施工したとしても長くは持たず、大きな自然災害には耐えられないでしょう。
しっかりとした屋根診断を受け、メンテナンスの一環として、適正価格で正しく行うラバーロックなら良いかもしれません。
築年数がある程度たっているお住まいなのであれば、屋根下地も傷んできているはずです。しっかりと点検を受けて、長く安心できるリフォームを検討されるべきです。最近では、耐震性を考慮して軽量な屋根材に変える方が増えています。
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