今回の東浦町での補修工事のきっかけは、外装リフォーム中に発生した屋根瓦の破損でした。
作業員が屋根に上がった際、複数枚の瓦が割れてしまったことから、お客様よりご相談をいただきました。
調査を進めた結果、使用されていたのは「洋風平板瓦（F形）」という種類で、特に軽量化されたタイプであることが判明。
業界では以前から「もろい」とされていた製品で、見た目の美しさや軽さが注目される一方で、耐久性に難がありました。
さらに、この瓦の製造元は既に倒産しており、同一製品による差し替えは不可能。
これにより、寸法の合う代替瓦を用いた補修が必要となりました。
お客様には状況をご説明し、丁寧な施工をご提案したところ、ご納得のうえで正式なご依頼をいただきました。

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容	雨漏り点検瓦屋根補修（差し替え、ずれ・破損補修）漆喰工事その他
築年数	築２０年以上
施工期間	３日間
工事費用	約１０万円ほど

屋根の補修は「見えないリスク」との戦いです。
今回は、外装工事中に破損した瓦の補修工事を通して、割れやすいF形瓦の特性と補修のポイントをお伝えします。
屋根のメンテナンスを検討中の方は必見です。

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起：屋根瓦の破損と工事のきっかけ

外装工事中、作業員が屋根に上がった際に多数の屋根瓦が割れてしまいました。
調査の結果、この屋根材は「洋風平板瓦（F形）」と呼ばれる製品で、業界では以前から「非常にもろい」と言われてきたものでした。
特に、F形瓦の一部には軽量化を目的として厚みを薄くしたものがあり、耐久性に難があるケースも。
今回のような予期せぬ割れは、材質そのものの特性にも原因があります。
屋根に上がる必要のある外装工事では、屋根材の特性を考慮した事前確認が不可欠です。
瓦の状態を把握し、適切な作業を計画することで、広範囲な破損を未然に防ぐことができます。

承：割れやすいF形瓦の背景と特徴

F形瓦の中には、かつての軽量化ブームの影響で極端に薄く作られた製品が存在します。
軽さを重視した結果、人が乗っただけで簡単に割れてしまうほど脆い製品もありました。
今回の屋根でも、同様の割れやすいF形瓦が使用されており、室外機の下や軒先などの負荷がかかる部分に多くの破損が見られました。
さらに問題なのは、このタイプの瓦を製造していたメーカーがすでに倒産している点です。
そのため、全く同じ瓦を取り寄せて修理することが困難であり、代替品での補修が必要となります。
瓦選びは見た目だけでなく、長期的な耐久性と信頼性を重視することが大切です。

転：屋根補修における具体的な注意点

実際の補修では、割れた瓦の除去後にサイズの合う代替瓦を丁寧に差し替えました。
代替品は見た目に違いはあるものの、機能面では問題ありません。
さらに、瓦同士の接合部には雨水の侵入を防ぐため、コーキングボンドを塗布。
細部にわたる処理が、防水性の確保と長持ちにつながります。
また、隅棟部分では漆喰も剥がして再塗装を行うなど、屋根全体のバランスを考慮した補修を実施しました。
室外機の下では仮の支えを使いながらの慎重な施工も行いました。
こうした細かい工程一つひとつが、雨漏りを未然に防ぎ、建物全体の寿命を延ばします。

結：補修完了と今後のご提案

屋根全体にわたる補修が無事完了し、お客様からも「綺麗に直してもらえて安心した」と感謝のお言葉をいただきました。
今回のように製造中止の瓦を使用していた場合でも、代替品を使って見た目と機能を両立させる補修が可能です。
屋根の上は普段目にすることが少なく、気づかぬうちに劣化や破損が進んでしまうことがあります。
少しでも不安がある場合は、早めの点検とメンテナンスをおすすめします。
経験豊富な専門業者が、最適な工事内容をご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

まとめ

今回の屋根補修レポートを通じて、屋根材の選び方や点検の重要性をお伝えしました。
小さなひび割れも、放置すれば大きなトラブルに繋がります。
ご不安な点があれば、お気軽に専門業者へご相談ください。

F形瓦には割れやすいタイプが存在し注意が必要
製造中止品でも、代替瓦を用いた補修が可能
防水性確保のためにコーキング・漆喰処理が重要
屋根の点検は専門業者による早期対応がカギ

割れた瓦の状態判断をするために、(雨漏り)屋根点検の様子を書いています↓↓↓
『東浦町　外壁塗装中に発覚！割れやすいF形瓦と屋根の雨漏りリスクを徹底点検・対策提案』
お客様にご協力していただいたアンケート(お客様の声)はこちらから読めますよ↓↓↓
『東浦町にて重量をかけると破損しやすい事で有名な瓦！差し替え作業終了後のお客様の声』

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