名古屋市熱田区にお住まいのお客様から「雨が降ると室内で雨漏りが発生する」とのご相談をいただき、現地調査に伺いました。
お客様のお宅は、和風建築でよく見られる「入母屋(いりもや)屋根」という構造で、特に「隅棟(すみむね)」と呼ばれる部分からの雨漏りが懸念されました。
まず、一階のお部屋の天井と内壁には、雨が降るたびに現れる濃い雨染みがあり、雨漏りの深刻さを物語っていました。
このような状況を放置すると、建物内部の劣化がどんどん進んでしまうため、早急な原因特定と修理が求められました。
当初は、外壁の柱に沿って雨水が伝い、小さな棟部分から建物内に侵入している可能性を推測し、詳しい雨漏り診断を開始しました。
しかし、調査を進めるうちに、その可能性は低いと判明。
雨漏りの原因は、建物の構造や経年劣化など、様々な要因が絡み合うため、目視だけで特定するのは難しいものです。
そこで、二階の天井にも雨染みがあるというお客様からの情報をもとに、調査範囲を広げました。
二階の天井にも雨水が垂れたような跡が明確に見受けられ、二階の屋根部分、特に天井や内壁の真上あたりで雨水が侵入している可能性が高いと判断。
さらに、二階から入り込んだ雨水が壁の中や柱を伝って、一階まで流れ落ちていた可能性も否定できませんでした。
雨漏りは一か所からではなく、上下階にまたがって広がるケースも多いため、建物全体を見ながら原因を慎重に特定していく必要がありました。
最終的に、最上部に取り付けられている「冠棟瓦(かんむりむねがわら)」を一時的に取り外し、内部の状態を確認したところ、冠瓦を固定している屋根土の一部に雨水が浸入した痕跡が見つかり、屋根土が雨水で濡れて外へと流れ出していた形跡も確認されました。
この診断結果に基づき、隅棟部分を一度解体し、瓦を積み直す工事をご提案。
お客様にご納得いただき、正式にご依頼をいただいたため、改めて必要な準備を整え、工事に着手することになりました。
弊社、直通ダイヤルは、こちらになります↓↓↓

施工内容 |
- 雨漏り点検
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- 漆喰工事
- その他
|
築年数 |
築40年ほど |
施工期間 |
3日ほど |
工事費用 |
約25万円ほど |
雨漏り解決の鍵!屋根の「隅棟」修理で知っておきたいすべて
「雨が降るたびに、天井にシミが…」「もしかして、うちも雨漏り?」そんな不安を抱えていませんか?
特に、和風建築に多い「入母屋(いりもや)屋根」
にお住まいの方は、屋根の「隅棟(すみむね)」からの雨漏りが起こりやすいことをご存知でしょうか。
見落としがちな屋根の構造と、長持ちさせるためのプロの技術を分かりやすく解説していきます。
今回は、名古屋市熱田区のお客様からご相談いただいた雨漏り事例をもとに、その原因特定から、専門的な
隅棟の修理方法までを、写真と共に詳しくご紹介します。
ご自宅の雨漏りでお悩みの方、これから屋根のリフォームを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
見えない部分だからこそ、丁寧な修理が長く安心できる住まいを守る鍵となります。
名古屋市熱田区にお住まいのお客様から「雨が降ると室内で雨漏りが発生する」とのご相談をいただき、さっそく現地調査に伺いました。
まずは雨漏りの状況を詳しく確認するため、専門の診断を実施し、どこから雨水が侵入しているのか、その原因箇所を特定することから始めました。
お客様のお話によると、一階のお部屋の天井と内壁に、雨が降るたびに同じ場所に濃い雨染みが現れるとのことでした。
実際に拝見すると、天井や壁に広がるシミが、雨漏りの深刻さを物語っていました。
このような状況を放置すると、建物の内部がどんどん傷んでしまうため、できるだけ早く原因を見つけて修理することが非常に重要です。
今回の施工事例を通して、雨漏りへの対応の流れを詳しくご紹介していきます。
一階で雨漏りが発生していた場所から、まずは原因となりそうな箇所を推測しました。
特に気になったのは、外壁の柱に沿って雨水が伝い、小さな棟(むね)部分から建物内に侵入している可能性です。
こうした箇所は、構造的に水が溜まりやすく、雨漏りの原因となるケースも少なくありません。
そこで、実際に現場で詳しい雨漏り診断を開始しました。
しかし、調査を進めるうちに、その棟付近から雨水が入っている可能性は低いという判断に至りました。
雨漏りの原因は、建物の構造や経年劣化の影響など、さまざまな要因が絡むため、目視だけでは特定が難しいこともあります。
そこで、他の可能性も視野に入れながら、引き続き調査を続けることにしました。
お客様から「二階の天井にも雨染みのような痕があります」とのご報告を受け、さっそく二階のお部屋も確認させていただきました。
実際に天井を見てみると、雨水が垂れたような跡があり、雨漏りの痕跡が明確に見受けられました。
この状況から判断すると、二階の屋根部分、特に天井や内壁の真上あたりで雨水が侵入している可能性が高いと考えられます。
さらに、二階から入り込んだ雨水が壁の中や柱を伝って、一階まで流れ落ちていた可能性も否定できません。
雨漏りは一か所からではなく、上下階にまたがって広がるケースも多いため、建物全体を見ながら原因を慎重に特定していく必要があります。
お客様の建物は、和風建築でよく見られる「入母屋(いりもや)屋根」と呼ばれる構造でした。
この屋根形状の中でも、特に雨漏りが起こりやすいとされているのが「隅棟(すみむね)」と呼ばれる部分です。
隅棟の施工は、雨水が入り込まないように細心の注意を払いながら進める必要があります。
さらに、どれだけ正確に施工されていても、施工後に塗る屋根漆喰の劣化が原因で雨漏りに発展するケースもあります。
漆喰が年月とともに剥がれてしまうと、瓦と瓦のわずかな隙間から雨水が侵入しやすくなり、知らぬ間に建物内部へ被害が広がることもあります。
そのため、定期的な点検とメンテナンスが大切です。
隅棟の雨漏りの原因を詳しく調べるため、最上部に取り付けられている「冠棟瓦(かんむりむねがわら)」を一時的に取り外し、内部の状態を確認しました。
その結果、冠瓦を固定している屋根土の一部に、雨水が浸入した痕跡が見つかりました。
さらに、屋根土が雨水によって濡れ、外へと流れ出していた形跡も確認されました。
雨漏り診断の結果をお客様にご報告し、原因となっている隅棟部分を一度解体し、瓦を積み直す工事をご提案いたしました。
その内容をもとにお見積書を作成し、後日お客様にお渡ししたところ、正式に工事のご依頼をいただきました。
工事日には、改めて必要な準備を整え、お客様宅へお伺いいたしました。
雨漏りの原因となっていた隅棟部分を修理するために、まずは棟瓦(むねがわら)を一枚ずつ丁寧に解体・取り外していきます。
今回の工事では、既存の棟瓦を再利用するため、割れたり欠けたりしないように、慎重な作業が求められます。
瓦の状態を確認しながら、職人が手作業で丁寧に取り外していきます。
また、瓦の下に詰められていた屋根土も同時に撤去しますが、こちらは再利用せず、廃材として処分します。
取り除いた屋根土は、土嚢袋に詰めて現場から安全に搬出します。
このように、不要な部分を適切に処理しながら、再利用できる資材は活かして進めることで、コストを抑えつつ確実な修繕を行うことができます。
熨斗瓦(のしがわら)を積み上げていく前に、まずは瓦をしっかり固定するための「屋根土(やねつち)」を、隅棟の芯となる部分にあらかじめ敷いておきます。
この屋根土は、屋根工事専用に作られたもので、赤土・砂・粘土・藁(わら)すさ・水などを混ぜ合わせたあと、時間をかけて発酵させて仕上げられます。
発酵によって生まれる粘り気が、瓦の接着剤の役割を果たし、しっかりと固定できるのが特徴です。
屋根瓦自体も陶器製の土で作られているため、この屋根土との相性がよく、安定した施工が可能となります。
このような伝統的かつ合理的な工法によって、見えない部分からも屋根全体の耐久性と防水性を支えています。
土台となる熨斗瓦を取り付ける前に、まず屋根土の表面に屋根漆喰を塗り、防水処理を施します。
これは、屋根内部への雨水の浸入を防ぐための重要な工程です。
さらに、隅棟部分の下側にあたる箇所には、あらかじめ幅を調整して加工した屋根瓦を設置しておきます。
この加工瓦を入れることで、雨水の通り道が確保され、スムーズに下へと流れるようになります。
特に入母屋屋根の場合、この処理を怠ると、隅棟が雨水の流れを堰(せ)き止めてしまい、雨水が滞留する原因となります。
その結果、隅棟部が水に侵され、雨漏りを引き起こす可能性が高くなります。
細かな工夫の積み重ねが、屋根の耐久性を大きく左右します。
まずは、隅棟の土台となる熨斗瓦を丁寧に取り付けていきます。
この土台は、棟全体の安定性を保つための重要な部分です。
隅棟全体が崩れないように、最後には針金でしっかりと縛って固定します。
そのための準備として、土台の熨斗瓦の上に、固定用の針金を巻くための「縛り土台用の準備針金」をあらかじめ設置しておきます。
この針金がしっかりと機能するように、二段目以降の熨斗瓦を積み上げていく際には、準備しておいた針金を瓦の間に挟み込むようにして順番に施工していきます。
こうした工程を確実に行うことで、見えない部分から隅棟の強度が高まり、台風や地震などの自然災害にも耐えられる、長持ちする屋根に仕上がります。
隅棟の修理作業では、まず「熨斗瓦(のしがわら)」を一段ずつ丁寧に積み上げていきます。
熨斗瓦は、棟の形を整えるだけでなく、雨風を防ぎ、構造を安定させる大切な役割を持っています。
そして、積み上げた熨斗瓦の最上段には、「冠棟瓦(かんむりむねがわら)」をかぶせて仕上げていきます。
冠棟瓦は、棟のてっぺんを保護する役割があり、見た目の美しさとともに、雨水の侵入を防ぐ重要なパーツです。
このように、隅棟部を一列にわたって順序よく施工していくことで、しっかりとした防水性と耐久性を兼ね備えた屋根が完成します。
職人の丁寧な作業によって、見えない部分からも建物をしっかりと守る施工が進められています。
隅棟の修理の仕上げとして、「棟終い(むねじり)」部分に屋根漆喰を丁寧に塗っていきます。
これは、積み上げた熨斗瓦の隙間から雨水が侵入しないよう、防水処理として行う大切な作業です。
また、鬼瓦の背中と隣接する隅棟瓦との間にもわずかな隙間ができやすく、ここも雨水の浸入口になりかねません。
そこで、この部分にも屋根漆喰を塗って、しっかりと防水処理を施します。
このような箇所は「鬼周り漆喰(おにまわりしっくい)」と呼ばれ、職人の技術が光るポイントでもあります。
すべての工程が完了した後、お客様に作業完了のご報告を行い、工程中に撮影した写真をお見せしながら、工事内容を丁寧にご説明しました。
お客様にもご安心いただけ、「これで雨漏りの心配がなくなりますね」と大変お喜びいただけました。
こちらの施工事例で引用した現場ブログの様子はこちらから読み続けられますよ↓↓↓
『名古屋市熱田区【瓦屋根修理】激しい雨で天井などにシミ!入母屋屋根の複雑な雨漏り原因』
お客様にご協力していただいたアンケート(お客様の声)はこちらから読めますよ↓↓↓
『名古屋市熱田区【瓦屋根修理】雨漏りの原因となった隅棟瓦!修繕後にアンケート協力』
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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