今回ご依頼いただいたのは、長年の風雨で傷んでしまった土壁漆喰(しっくい)工法で仕上げられた外壁の補修工事でした。
漆喰とは、消石灰(しょうせっかい)を主な原料とした白い塗り壁材で、昔ながらの日本家屋によく使われていました。
湿気を調節してくれたり、火に強いといった良い点がある一方で、時間が経つとひび割れたり、剥がれてしまったりしやすいという特徴もあります。
お客様のお宅では、この漆喰の外壁が剥がれ落ちてきており、見た目の改善はもちろん、建物の耐久性を高める必要がありました。
そこで、私たちは既存の漆喰壁の上から、金属製のトタン壁で覆う施工をご提案しました。
トタン壁は軽くて水に強く、外観もすっきりと仕上がるため、外壁の保護にはとても効果的な方法の一つなんです。
元請けの板金業者の方と現地で打ち合わせを行い、お客様にも現状と最適な施工方法を丁寧に説明させていただきました。
外壁の工事を進める中で、私たちはある重要な異変に気づきました。
それが、屋根の端、特に「ケラバ袖部(そでぶ)」と呼ばれる部分の瓦のズレです。
ケラバとは、屋根の側面にあたる部分で、ここは雨や風の影響を最も受けやすい場所。
もし瓦にズレや浮きがあると、そこから雨水が建物の中に侵入し、屋根を支える木材を傷めてしまう恐れがあるんです。
実際に、一部のケラバ袖瓦には大きな隙間ができたり、欠けている瓦も見受けられました。
このような状態を放置してしまうと、最終的には「雨漏り」につながる可能性があります。
お客様もこの状況を心配され、主にケラバ袖瓦の取り替えや交換作業についてご相談をいただきました。
外壁の工事中というタイミングで屋根の異変に気づけたことは、お客様にとっても私たちにとっても、非常に幸運なことでした。
なぜなら、足場がすでに設置されているため、追加で足場を組む費用を抑えながら、効率的に屋根の修理を進めることができたからです。
お客様の大切な住まいを長く守るために、私たちは細部にまで目を配り、最適なご提案を心がけています。
弊社、直通ダイヤルは、こちらになります↓↓↓
施工内容 |
- 雨漏り点検
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- その他
|
築年数 |
約50年以上 |
施工期間 |
約3日ほど |
工事費用 |
約35万円ほど |
名古屋市で住まいを長持ちさせる!屋根・外壁リフォームの重要性とプロの仕事
ご自宅の屋根や外壁は、毎日私たちを雨風から守ってくれる大切な存在です。
しかし、普段目にする機会が少ないからこそ、気づかないうちに劣化が進んでしまうことも少なくありません。
今回は、名古屋市で行われた外壁リフォームの現場で、思わぬ屋根のトラブルが見つかった実際の事例をご紹介します。
プロの目でどのように問題を発見し、解決へと導いたのか、その全貌を分かりやすく解説します。
屋根の健康診断!見過ごされがちな「ケラバ袖瓦」の重要性
今回、外壁リフォームの現場で特に気になったのが、屋根の端にあるケラバ袖部(そでぶ)の瓦のズレでした。
ケラバというのは、屋根の側面部分のことで、ちょうど屋根のへりのような場所を指します。
ここは、雨や風が横から吹き付ける際に、特に大きな影響を受けるデリケートな箇所なんです。
そのため、もし瓦がズレていたり浮いていたりすると、その小さな隙間から雨水がじわじわと入り込み、屋根の内部にある木材を傷めてしまう恐れがあります。
実際に現場で見てみると、いくつかのケラバ袖瓦に大きな隙間ができており、中には一部が欠けてしまっている瓦も確認できました。
このような不具合をそのままにしておくと、最悪の場合、大切なお住まいが雨漏りしてしまう原因にもなりかねません。
お客様からも、このケラバ袖瓦の取り替えや交換についてご相談をいただきました。
普段、なかなか目にすることのない屋根だからこそ、私たちは細部にまで目を凝らし、見過ごされがちな小さな異変も見逃さないように心がけています。
適切なタイミングで適切な処置を行うことが、お住まいを長持ちさせる秘訣です。
見えないところもしっかり補強!破風板と外壁の強化術
屋根の修理に取りかかる前に、まずは既存のケラバ破風板(はふいた)をしっかりと補強する作業を行いました。
破風板とは、屋根の端っこにある板のことで、風や雨が屋根の内部に入り込むのを防ぐ、とても大切な役割を担っています。
今回は、この破風板を囲むように、新しく加工した大きめの板材を取り付けて、さらに頑丈にしました。
こうすることで、これからの風雨にもしっかりと耐えられるようになり、屋根全体の耐久性がグンと高まります。
同時に、劣化が目立っていた外壁の土壁漆喰(しっくい)仕上げの上からは、新しい金属製のトタン壁をかぶせるように施工しました。
トタン壁は、軽いのに丈夫で水に強く、見た目もすっきりとモダンな印象になります。
外観がきれいになるだけでなく、建物を雨風から守る力が格段にアップするんです。
さらに、屋根の側面にあたる「ケラバ袖裏部(そでうらぶ)」という、ちょうど軒の裏側(軒裏(のきうら)と呼ばれる部分です)にも、板金を使用した化粧材を取り付けました。
これにより、屋根と外壁の見た目の統一感が生まれ、機能性も兼ね備えた美しい仕上がりになりました。
屋根の袖瓦(そでがわら)が浮いて隙間ができてしまうと、そこから雨水が入り込みやすくなり、雨漏りのリスクが格段に高まります。
特に、風の強い日には、横から吹き付ける雨がその隙間から入り込んでしまうことがよくあります。
また、ケラバ袖瓦の垂れ下がっている部分には、一部欠けてしまっている箇所も見受けられました。
このような破損があると、屋根全体の防水性能が低下してしまうため、早急な対応が必要です。
屋根瓦には、コーキングボンドという接着剤のような防水材でしっかりと固定されています。
修理の際には、まずこのコーキングをカッターなどの専用工具を使って丁寧に切り取り、浮いてしまった袖瓦を慎重に取り外していきます。
この下準備を丁寧に行うことで、周囲の瓦を傷つけることなく、スムーズに作業を進めることができます。
古い瓦を取り外した後は、新しい瓦に交換し、隙間ができないようにしっかりと取り付け直します。
これにより、雨水の侵入を確実に防ぎ、屋根の耐久性を向上させることができます。
目に見えない部分だからこそ、一つ一つの工程を丁寧に行うことが、長く安心してお住まいいただくための重要なポイントです。
屋根の端にあるケラバ袖破風板(はふいた)は、風雨から屋根を守る非常に重要な部分です。
今回の工事では、このケラバ袖破風板を元のものよりも大きく頑丈に作り直し、その上から板金と呼ばれる耐久性の高い金属の板を巻いて補強しました。
板金は、雨水の侵入を防ぐ役割も果たし、屋根の寿命を延ばす効果も期待できます。
その後、古くなって隙間ができていたり、割れてしまっていた古い袖瓦を、一つ一つ丁寧に外しました。
袖瓦とは、屋根の端に取り付けられている、見た目も美しく、雨仕舞(あまじまい)にも大切な瓦です。
ここがしっかりしていないと雨漏りの原因になるため、新しい袖瓦を使い、屋根の中央部分あたりまでしっかりと取り付け直しました。
これにより、雨水の侵入を確実に防ぐとともに、屋根全体の見た目もきれいに整いました。
屋根の修理作業が終わった後は、使用した道具や余った材料を丁寧に屋根から降ろし、周囲の掃除も徹底的に行いました。
お客様には、工事の完了をご報告する際に、スマートフォンで撮影した作業中の写真をお見せしながら、どのような作業を行ったのかを分かりやすくご説明しました。
目で見ていただくことで、お客様は工事内容をより具体的に理解でき、安心感も高まります。
私たちヤマムラ建装株式会社は、名古屋市などで住宅の屋根リフォームなどを行っています。
お客様に「ここに頼んでよかった」と心から思っていただけるよう、工事の細かい部分まで丁寧に説明し、誠実な対応を心がけています。
お住まいのことでお困りのことがあれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。
今回のブログ記事で、屋根や外壁の重要性、そして私たちのリフォームに対するこだわりを少しでも感じていただけたなら幸いです。
名古屋市にお住まいの皆様が、これからも長く、安心して快適に暮らせるよう、私たちは日々技術を磨き、お客様一人ひとりに寄り添ったご提案を心がけています。
どんな小さなご不安でも、お住まいに関するお悩みがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
お客様の大切な住まいを、私たちプロが誠心誠意サポートさせていただきます。
- 足場を有効活用: 外壁工事の足場があるタイミングで屋根も点検することで、効率的な修繕と費用削減が可能です。
- 専門家による徹底診断: 普段見えない屋根の「ケラバ袖瓦」など、劣化しやすい箇所をプロの目で診断し、雨漏りなどのリスクを未然に防ぎます。
- 耐久性と美観の向上: 古い土壁漆喰外壁をトタン壁で覆い、屋根の破風板も板金で補強することで、家の耐久性と見た目を格段にアップさせます。
- 丁寧な作業と説明: 瓦の交換一つとっても、コーキング処理など細部まで丁寧に施工。工事中の写真を活用し、お客様に分かりやすく説明することで安心を提供します。
雨漏りやお住いの建物の内装工事や外装工事でお困りの際は
下記までお気軽にお問い合わせください!
受付時間 9時~17時(平日)
※定休日でも、対応していることもありますので一度ご連絡をください。
0120-806-393【フリーダイヤル】amepita@yamamura-kensou.com
※弊社は少人数での業務を行っているために、『個人のお客様』や『弊社と昔からの取引がある会社様』とのお取引を大事にしているため、新規企業様のご依頼は少しの間は受け付けをしていませんので宜しくお願いします。
トップページに戻る⇒
こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
雨漏りの調査以外でも、建物の営繕工事のご相談してください
1.交換時期が越えた住宅屋根の葺き替え工事や修繕・修理作業のご相談
2.建物の外壁部分の、塗り替えや外壁取り替え工事などのご相談
3.雨樋の取り替え工事などの板金工事などのご相談
4.建物内の大工さん工事である内装工事などのご相談
5.キッチンや設備など水道工事を含めたご相談
6.内壁のクロス壁紙などの貼り替えのご相談
7.照明器具など電気工事などのご相談
8.カーポートなどのエクステリア工事などのご相談
9.低層住宅と呼ばれる3階建て以下の建物の解体工事のご相談
アメピタ名古屋南店TOPはこちら
アメピタ名古屋南店
TOPはこちら