工事基本情報

工事のきっかけ

朝晩の空気がぐっと冷え込むようになってきましたね。
季節の変わり目は、体調管理に気をつけるのはもちろん、住まいの点検やメンテナンスにも適した時期です。

今回は、バルコニーからの雨漏りが原因で、外壁の内部が腐食してしまった住宅の修繕工事についてご紹介します。
工事の流れを写真とともにご紹介しながら「雨漏りが起きたときに注意すべきこと」や「見落とされがちなポイント」についてもお話していきます。

バルコニーからの雨漏りは、天井にシミができるなどの「目に見える症状」が出てから気づかれることがほとんどです。
しかしその時にはすでに、外壁の内部で木材が腐食しているケースが少なくありません。

「最近なんだか、壁からカビのようなニオイがする…」といったご相談をきっかけに調査を行い、
実際に外壁をめくってみたところ、下地の木材が大きく傷んでいたというケースも、これまで何度かありました。

雨漏りの主な原因は「防水の破れ」と「経年劣化」

上の画像は、腐食が進行した外壁内部の様子です。

バルコニーのような屋根がない構造部分では、以下のような劣化が雨漏りの原因となることがあります。

・防水紙（雨を防ぐシート）の破れや隙間

・外壁目地のコーキング（シーリング）のひび割れ

腐食した木材の交換と防水処理の流れ

今回は以下の手順で修繕作業を行いました。

1. 雨漏りが発生していた周辺の外壁を一部解体

2. 腐っていた下地の木材を切り取り・撤去

3. 新しい構造材を取り付けて強度を確保

4. 防水紙を新たに施工して、雨水の侵入を防止

5. 外壁材を元通りに復旧して工事完了！

傷んでいた箇所はしっかりと補強し、防水処理まで丁寧に行いましたので、これで安心してお住まいいただけます。

早めの対策が、住まいを守るポイントです

雨漏りといえば「屋根」が原因と思われがちですが、
実はバルコニーや外壁の“つなぎ目”なども、雨水が入り込みやすい要注意ポイントです。

「これくらい大丈夫かな？」と思っても、
後から大きな工事が必要になる前に、プロの目で早めの点検をおすすめします。

沼津市・三島市・清水町・長泉町・函南町など、近隣エリアにお住まいの方は、
どうぞお気軽にご相談ください！