千代田区にて実施いたしました外壁塗装工事の様子をご紹介いたします。
お客様より、事務所としてご使用されている建物で雨漏りしているとのご相談をいただき、現地調査にお伺いいたしました。対象の建物は鉄骨造2階建てで、外壁にはALCパネルが使用されておりました。
雨漏りは2階のサッシ上部から確認され、室内の天井部分には影響が見られなかったことから、外壁からの浸水が疑われる状況でした。
調査の結果、
外壁やサッシ周りの目地には多数のひび割れが確認され、雨水が浸入するリスクが高い状態でした。
さらに、塗膜の劣化や鉄部の錆も見受けられたことから、建物全体のメンテナンスが必要と判断いたしました。
これらの調査結果をご報告し、雨漏りの改善と建物の長期的な保護を目的とした
外壁塗装工事をご提案したところ、お客様にも内容をご理解・ご納得いただき、工事をお任せいただく運びとなりました。
| 施工内容 |
|
| 築年数 |
築25年 |
| 施工期間 |
3週間(足場含む) |
| 工事費用 |
税込み4,000,000円 |
千代田区にて工場を所有されている法人様より、「事務所として使用している建物で雨漏りが発生しており、原因の特定を含めた調査と、必要に応じた工事の提案をお願いしたい」とのご相談をいただきました。
ご依頼を受け、現地の状況確認にお伺いしております。
私たち「街の外壁塗装やさん」では、現地調査からお見積りの作成・ご提出まで、すべて無料で対応しております。
建物の劣化や雨漏りなどでお困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください。
現地調査の様子です。
メンテナンスをご検討されている建物は、築およそ25年の鉄骨造2階建てで、外壁にはALCパネルが使用されておりました。
ALC外壁の特徴について少しご紹介いたします。
ALCは「軽量気泡コンクリート」と呼ばれる素材で、その名のとおり非常に軽量でありながら、一般的なコンクリートと同等の強度を備えています。
この軽量性により施工性が高く、建物全体への負荷を軽減できる点が大きな特長です。
また、耐久性にも優れており、定期的なメンテナンスを行うことで、長期間にわたり美観と機能を維持することが可能です。
雨漏りが確認されたのは、建物2階のサッシ上部でした。お客様のお話によると、雨が強く吹き付けるような天候の際に、頻繁に雨漏りが発生していたとのことです。
雨水が垂れてくる位置はいずれもサッシ上部であり、屋内の天井部分にはシミや変色などの影響が見られなかったことから、外壁面から浸入した雨水がサッシ上部を伝って流れ出ている可能性が高いと考えられました。
サッシ周りのシーリングを確認したところ、外壁との取り合い部分に多数の亀裂が発生しており、ところどころで隙間が生じている状態でした。
一見するとわずかな隙間に見えますが、風向きや降雨の状況によっては、こうした微細な隙間からでも雨水が侵入し、雨漏りを引き起こすことがあります。
排水の位置関係やシーリングの劣化状況を総合的に判断した結果、外壁シーリングの劣化が雨漏りの主な原因である可能性が高いと推測されました。
ALC外壁で発生する雨漏りの主な原因は、外壁のひび割れや雨水の浸透によるものです。ALCは軽量で断熱性に優れた素材ですが、性質上、雨水の影響を受けやすく、経年によりひび割れが発生しやすい傾向があります。
その
ひび割れから雨水が内部へ浸み込むことで、建物内部への漏水が起こる場合があります。
また、外壁自体の劣化や老朽化、さらには過去の施工不良なども雨漏りの原因となることがあります。
そのため、定期的な点検と適切なメンテナンスが非常に重要です。
外壁塗装やシーリングの打ち替えなどを行うことで、外壁の防水性能を回復させ、雨漏りの予防につなげることができます。
雨漏りを放置してしまうと、室内への被害だけでなく、外壁材の爆裂や構造部の腐食といった深刻なトラブルに発展する恐れがあります。
早めの点検と補修を行うことで、大切な建物を長く良好な状態で保つことができます。
シーリングの劣化に加え、建物全体でチョーキング現象や色褪せといった塗膜の劣化も確認されました。
外壁塗装の劣化は、建物にさまざまな影響を及ぼします。
劣化が進行すると、外壁材が傷んだり塗膜が剥がれたりすることで、雨水や風などの外的要因を受けやすくなり、防水性能が低下してしまいます。
特に塗膜が劣化すると、外壁材が水分を吸収しやすくなり、建物内部への浸水やカビの発生リスクが高まります。
また、劣化した塗膜では外壁材を十分に保護できず、外壁自体の劣化を早めてしまう原因にもなります。
そのため、外壁の美観を保つだけでなく、建物全体の耐久性や資産価値を維持するためにも、定期的な外壁塗装によるメンテナンスが大変重要です。
今回、お客様がお困りだった
雨漏りの原因は、外壁目地部分のシーリング劣化によるものでした。
今後の再発防止と建物全体の保護を考慮し、部分的な補修のみならず、全面的な外壁塗装によるメンテナンスをご提案させていただき、ご了承を得て、工事をお任せいただく運びとなりました。
今回のお客様の工事費用は、税込みで4,000,000円となりました。
なお、工事費用は建物の施工面積や使用する塗料の種類、下地の状態などによって異なります。
外壁塗装の前工程として、高圧洗浄を実施いたしました。高圧洗浄は、塗装作業に入る前に行う非常に重要な工程です。
外壁に付着した汚れやカビ、古い塗膜、埃などを丁寧に洗い流すことで、下地の状態を整え、新しく塗布する塗料の密着性を高めることができます。
この工程をしっかりと行うことで、塗装後の剥がれやひび割れの発生を防ぎ、仕上がりの美しさと耐久性を大きく向上させることができます。
高圧洗浄による下地処理が完了した後、外壁目地のシーリング作業(
コーキング作業)を行います。
シーリング材を充填する前に、
まず目地周りを丁寧に養生し、シーリング材の接着性を高めるために「シールプライマー」を塗布します。
シールプライマーとは、防水工事においてシーリング材をより効果的に密着させるための下地処理剤です。
この工程を適切に行うことで、シーリング材と外壁の密着性が大幅に向上し、長期間にわたり優れた防水性能を発揮することができます。
今回のシーリング工事には、オート化学工業の「オートンCP-1」を使用いたしました。
こちらは、オートンイクシードシリーズの一つであり、高耐久性に優れたシーリング材として多くの現場で採用されています。
イクシードシリーズは、一般的なシーリング材と比べて伸び率が高く、低モジュラス(反発力の少ない)設計となっているため、動きの多い外壁目地でも破断が起こりにくいという特長があります。
オートンCP-1の耐用年数はおよそ10~15年とされており、外壁のコーキング材・シーリング材として長期にわたり安定した性能を発揮します。
特にALC外壁専用に設計されているため、優れた追従性を持ち、シーリング施工後の塗装仕上げにおいても塗料との密着性が良好です。
さらに、ノンブリードタイプのため、塗装後に塗膜が汚れたり変色したりする心配もほとんどありません。
今回は、シーリング箇所が多かったため2成分形のシーリング材を使用して施工いたしました。
シーリング材には1成分形と2成分形があり、それぞれ使用するコーキングガンが異なるため、材料に合わせた道具の準備が必要となります。
シーリング材をコーキングガンで目地に充填した後は、仕上げ用のヘラで表面を丁寧に整えます。ヘラで押さえることで、シーリング材と下地との密着性が向上し、剥がれにくくなります。
さらに、表面を均一に整えることで、美しい仕上がりを実現することができます。
下塗りには、エスケー化研の水性ソフトサーフSGを使用いたしました。
こちらは微弾性の塗料であり、旧塗膜に生じた微細なひび割れをカバーし、耐久性の高い保護膜を形成する特長があります。
下塗りは塗装工事において非常に重要な工程です。
これを適切に行わない場合、塗料の浸透が不十分となり、塗膜の密着性が低下するおそれがあります。
この工程の主な目的は、下地の凹凸を整えて均一にし、上塗り塗料の密着性を高めることにあります。
また、
下塗りを行うことで仕上げ塗料の性能を最大限に引き出すことができ、塗装全体の耐久性や美観性を大きく向上させることが可能です。
この工程を丁寧に行うことにより、長期間にわたって建物の外観と保護性能を維持することができます。
今回の上塗りには、エスケー化研のエスケープレミアムシリコン(25-80B)を使用いたしました。
エスケープレミアムシリコンは、外壁塗装で広く用いられるシリコン系塗料で、高い耐久性と耐候性を備えており、塗り替えの頻度を抑えることができる点が特長です。
エスケー化研では、本塗料の塗り替え目安をおよそ15年ごとと推奨しており、長期間にわたり建物を美しく保つことが可能です。
さらに、水性タイプの塗料であるため、揮発性有機化合物(VOC)が気になる方でも安心して施工いただけます。
中塗り・上塗りは、お客様にご指定いただいた色で仕上げる重要な工程です。
1回だけの塗装では色ムラが生じる可能性があるため、必ず2回以上の塗り重ねを行います。2回塗りを行うことで、仕上がりの色合いが均一になり、美しい外観を実現できます。
さらに、塗膜の厚みが十分に確保されることで、耐久性も向上し、建物の保護性能を高めることが可能です。
付帯部塗装では、下塗りに「マイルドサビガード」、上塗りに「クリーンマイルドウレタン」を使用いたしました。クリーンマイルドウレタンは弱溶剤系の塗料で、シンナーで希釈して使用するタイプです。
水性塗料に比べるとやや塗装時の匂いはありますが、高い密着性を有しており、さまざまな下地に対応できる点が特長です。
耐用年数はおよそ10~12年とされ、付帯部の美観と保護性能を長期間にわたり維持することが可能です。
外壁の塗装が完了した後は、雨樋や鉄扉などの付帯部の塗装を行いました。鉄部や配管は塗装前に目荒らしを行うことで、塗料の密着性が向上し、剥がれのリスクを抑えることができます。
付帯部の塗装も外壁と同様に、下塗りを含めて3回塗りで丁寧に施工いたしました。
これにより、美観を保ちながら耐久性の高い仕上がりとなり、建物全体の保護性能も向上します。
外壁塗装および付帯部塗装が無事に完了いたしました。工事完了後にはお客様にお立ち会いいただき、仕上がりのご確認を行いました。問題がないことをご確認いただき、工事は無事完了となりました。
雨漏りの再発もなく、仕上がりにお客様にも大変ご満足いただくことができました。
今回の工事には、施工保証を7年間お付けしております。
初回点検は施工から1年後に実施し、その後は隔年で外壁の状態を確認する定期点検にお伺いいたしますので、施工後も安心してお過ごしいただけます。
こちらの記事を書いた施工店【アメピタ東東京支店】
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まずはお客様の現状、そしてどのようにしていきたいかをお伝えいただければ必ずお役に立たせていただきます。そして安心できる状態に私たちと一緒に戻していきましょう。
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