相模原市緑区上九沢にて損壊した雨樋の復旧工事とケイカル板の補修工事を同時に行いました
このたび、お客様より「雨樋が破損しており、交換を検討している」とのお問い合わせを受け、相模原市緑区上九沢にて雨樋の交換工事およびケイカル板の補修作業を実施いたしました。
お客様によりますと、今回の雨樋は以前の台風により外れてしまったことを契機に、これまで何度か補修を行ってこられたとのことですが、損傷が進んでおり限界に近かったため、交換をご希望されていました。
破損した雨樋をそのまま放置すると、雨水の落下による騒音の発生や、制御できない雨水の建物内部への浸入により雨漏りを引き起こすおそれがございます。
そのため、雨樋の交換は早急に対応すべき重要な施工となります。
弊社では、雨樋のメーカーおよび製品仕様を確認のうえ、設置箇所の補修も併せて実施し、既存の製品と同仕様の雨樋にて交換工事を行いました。
ビフォーアフター
工事基本情報
| 施工内容 |
|
|---|---|
| 築年数 | 25年 |
| 施工期間 | 1日 |
| 工事費用 | 詳しくはお問い合わせ下さい |
まず、破損していた雨樋の状況を確認するため、現地へ点検にお伺いいたしました。
お客様によりますと、これまで何度か外れては補修を繰り返してきたとのことですが、今回は破損に加えて一部が外れ、落下してしまっている状態でした。このままの状態では、雨水の流れが妨げられるだけでなく、建物への影響も懸念される状況でございました。
雨樋が外れてしまう主な原因は、雨樋を支える金具の劣化にあります。
金具が経年により劣化すると、雨樋自体の重さ、特に雨水が溜まった状態での重量に耐えられなくなり、最終的に雨樋が外れてしまうことがあります。
実際に梯子を用いて雨樋設置箇所を調査したところ、脱落した雨樋とともに、一部の金具も外れていることが確認されました。
問題は雨樋だけにとどまらず、設置されていた破風板の状態にもありました。
雨樋が外れた際、破風板として使用されていたケイカル板の一部も剥がれてしまっていることが確認されました。
このまま放置すると、雨水の侵入による雨漏りの原因となるため、雨樋の交換と併せて破風板の補修も必要な状況でございました。
そこで今回は、雨樋の交換工事に加え、ケイカル板の補修も行うことをご提案させていただき、お客様より工事のご依頼をいただきました。
落下した雨樋を確認したところ、メーカーおよび製品を特定することができました。
調査の結果、グンバイ社の「DL55」であることが判明し、こちらの製品はまだ廃盤になっていないことが確認できました。
そのため、同じ製品での復旧が可能となり、取り寄せのうえ施工を行う運びとなります。
さっそく、ケイカル板の補修工事に着手いたします。
雨樋や破風板への施工は高所作業を伴うため、安全の確保と作業効率の観点から、まず近隣の皆様へご挨拶を済ませた上で、足場の仮設作業から開始いたします。
雨樋の金具については、残っているものも確認できましたが、いずれも外れたものと同等の劣化状態であると判断したため、全て撤去いたしました。
また、残されていたケイカル板も剥がし、施工しやすいようフラットな状態に整えました。
その後、新しいケイカル板を設置し、塗装を施して仕上げます。
「新しいケイカル板は綺麗なのに、なぜ塗装をするのか」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
塗装には、防水の役割があります。
ケイカル板の表面を塗料で保護することで、雨水の浸透を防ぎ、木製部分の腐食を防止する効果がございます。
仕上げは2回塗りとし、塗膜に厚みを持たせることで、耐久性を確保いたしました。
これまでの作業により、雨樋を取り付ける箇所の下地が十分に整いましたので、続いて雨樋金具の取り付け作業を行います。
今回使用する雨樋金具はステンレス製で、錆びにくく耐久性に優れており、雨樋を長期間しっかりと支えることが可能です。
さらに、適切な間隔で取り付けることで、雨水の重さや風雨による負荷にも耐えられるよう施工いたします。
金具の設置作業においては、事前に張った水糸ガイドに沿って正確に取り付けを行います。
このガイドに従わないと、雨樋の勾配が不適切となり、雨水の排水機能が十分に発揮されなかったり、逆に水が滞って溜まってしまう原因となります。
そのため、水糸ガイドに沿った丁寧な施工は、雨樋が長期にわたり正常に機能するために非常に重要でございます。
雨樋には、屋根から流れてきた雨水を受ける「横樋」と、横樋で集められた雨水を地上へ流す「竪樋」の二種類があります。
それぞれの役割を正しく理解し、適切に設置することが、建物を雨水から守る上で非常に重要でございます。
横樋には、竪樋と合流する箇所に穴を開ける必要があります。
この穴の切込みが下向きになっていることがお分かりいただけるかと思います。
切込みを下向きにすることで、雨水が横樋の裏側に回り込んでしまうのを防ぎ、正確に竪樋へと流れるよう加工されています。
この工夫により、雨水の漏れや滞留を防ぎ、雨樋本来の機能を確実に確保することが可能です。
雨樋の端を専用の接着剤で固定し、横樋と竪樋を合流させる集水マスを取り付けることで、工事は無事に完了いたしました。
施工後にお客様へ状況をご報告したところ、「安心することができました」とのお言葉をいただきました。
今回の事例でも確認できましたが、雨樋の交換や補修には足場の設置が必要となる場合が多く、足場の仮設費用が想定以上の出費となることがあります。
そのため、屋根塗装や外壁塗装の際に、足場を活用して雨樋のメンテナンスも同時に行っておくことをおすすめいたします。
また、弊社では、台風などで雨樋が外れてしまった場合に利用できる火災保険を活用した工事も承っております。
保険申請自体はお客様にて行っていただく必要がございますが、その際に必要な報告書や見積書の作成は無料で対応しておりますので、お困りの際はぜひご相談ください。
雨漏りは、「屋根だけ」や「外壁だけ」など、単体の知識や経験だけでは止まらないケースがあります。アメピタでは、それぞれの専門的な知識に加えお住まい全体を捉え、雨漏りを止める知識と技術を持ち合わせております。
雨漏りでお困りの時はアメピタ横浜支店にお任せください。
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