お客様から「雨漏りしているので調査してほしい」とのご相談をいただいたことが、工事のきっかけです。
お住まいの中を拝見すると、押し入れ上部の隅に雨染みが出ており、見た目にも浸水の影響がわかる状態でした。
そこで、室内の傷み方と屋根の位置関係を照らし合わせながら原因を探るため、屋根に上がって詳しく点検しています。
その結果、瓦の下に敷かれていた杉皮が破れて穴が開き、屋根全体でも劣化が進んでいたため、部分的な補修ではなく、根本から雨漏りを止める葺き替え工事をご提案し、ご依頼をいただきました。
| 施工内容 |
|
| 築年数 |
築30年 |
| 施工期間 |
4日間 足場工事含む |
| 工事費用 |
税込1,790,000円(足場含む) |
室内では、押し入れ上部の隅に沿って変色した跡が出ており、雨水が長く回っていた形跡が見て取れました。
壁際や天井と壁の接合部に雨染みが現れたときは、屋根や外壁から浸入した雨水が内部まで達している可能性があります。
見た目には小さな範囲でも、内部の木部や下地材へ湿気が入り込んでいることがあり、放っておくとカビや腐食につながる点も注意が必要です。
お客様も「押し入れの中まで影響が広がらないか心配」と不安を感じておられ、まずは室内に現れた雨染みの位置を手掛かりに、浸水経路を一つずつ探っていきました。
雨染みが出ている位置の真上にあたる部分で瓦を外してみると、屋根内部には水が入った跡が残っていました。
瓦屋根は表面の瓦だけで防水しているわけではなく、その下にある下葺き材や下地が健全であってこそ、雨から住まいを守れます。
ところがこの屋根では、瓦の下にある層まで傷みが進んでおり、一時的な差し替えだけでは不十分と判断できる状態でした。
瓦自体に大きな割れがなくても、内部の防水層が切れていれば雨漏りは起こります。
外から見えにくい場所だからこそ、表面だけで判断せず、内部の状態まで追って原因を突き止めることが大切です。
さらに近くを詳しく見ていくと、瓦の下に敷かれていた杉皮が切れて穴が開き、下地材のバラ板が露出していました。
本来なら雨水を逃がすはずの防水層が途切れていたため、降った雨がそのまま内部へ入り込みやすい状態です。
杉皮は古い屋根で使われることがありますが、年月とともに傷みやすく、裂けや欠損が起きると雨漏りの危険が高まります。
しかも部分的な破れだけでなく、周辺でも劣化が進んでいたため、これから先に別の部屋へ症状が広がるおそれもありました。
こうした状況をお客様にお伝えし、応急処置ではなく屋根全体の性能を立て直す工事が必要だとご説明しました。
既存の瓦と葺き土、杉皮を撤去して屋根を素地の状態にしました
工事ではまず、既存の瓦をすべて取り外し、その下に残っていた葺き土や杉皮、桟木もきれいに撤去しました。
古い瓦屋根は見た目以上に土や副資材の量が多く、解体の段階で下地の傷み具合がはっきり見えてきます。
実際に屋根面を露出させると、経年劣化している部分が点在しており、雨水が入りやすい環境だったことがわかりました。
私たちはただ外すだけでなく、次の工程に支障が出ないよう細かなゴミや浮いた破片まで取り除きます。
下地づくりの精度は仕上がりの耐久性に直結するため、見えなくなる前の清掃と整備をしっかり行うことが大切です。
構造用合板の野地板を重ね張りして下地を強化しました
既存のバラ板の上には、構造用合板の野地板を重ねて敷設しました。
もともとの下地だけでは、長年の使用で強度や平滑性が不足しやすく、新しい屋根材を安定して納めるには不安が残ります。
そこで合板を全面に張ることで、屋根全体の面剛性を高めながら、金属屋根に適したフラットな下地を整えていきました。
釘やビスの留め付け位置にも気を配り、浮きや段差が出ないよう施工することが重要です。
こうした工程によって、新しい屋根材がしっかり固定できる土台ができ、今後の防水性と耐久性の向上につながります。
野地板の上にはルーフィングを敷設し、屋根の防水層を新設しました。
屋根材は雨を受け流す大切な役目を持っていますが、万が一その下へ水が回ったとき、建物内部への浸水を食い止める最後の砦になるのがこのルーフィングです。
重ね幅や流れ方向を守らずに施工すると、かえって水を呼び込んでしまうこともあるため、見えなくなる部分ほど慎重な作業が必要でした。
端部や重なりの納まりまで整えることで、屋根全体の防水性能が安定します。
雨漏りを繰り返さないためには、表面材の交換だけでなく防水層の更新が欠かせません。
スーパーガルテクトを採用し軽くて丈夫な屋根へ葺き替えました
新しい屋根材には、アイジー工業のスーパーガルテクトを使用しました。
カラーは落ち着きのあるSシェイドブルーで、外観を引き締めながら上品な印象に仕上がります。
この屋根材は金属製でありながら断熱材が一体化しており、軽量で建物への負担を抑えやすい点が大きな魅力です。
瓦屋根からの葺き替えでは、屋根の重量を減らせることも住まいにとって大きなメリットになります。
施工時は一枚一枚のかみ合わせや固定位置を揃え、雨水がスムーズに流れるよう精度よく納めました。
棟下地には腐食しにくい樹脂製タフモックを使用しました
屋根材を葺き上げた後は、棟板金を支えるための下地材を設置しました。
ここで用いたのは、腐食しにくい樹脂製のタフモックです。
従来の木製下地は湿気の影響で傷みが進むことがありますが、樹脂製であれば腐食しにくく、長期間にわたって安定した下地を保ちます。
棟は屋根の頂部にあるため、風の影響を受けやすい部分です。
そのため、下地選びも重要になります。
見えなくなる部材にも耐久性を持たせることで、屋根全体の長寿命化を図りました。
棟板金を横方向からSUSビスで固定して仕上げました
最後に棟板金を取り付けて仕上げです。
棟板金は雨水の侵入を防ぐ重要な役物ですが、固定方法が不適切だと強風時の浮きや雨水の入り込みにつながります。
そこで、上から留めるのではなく横方向からSUSビスで固定し、雨が当たりやすい面に余計な穴を増やさない納め方を採用しました。
ステンレス製のビスは錆びにくく、長期的な固定力の維持にも有利です。
棟のラインがまっすぐ整うことで見栄えも良くなり、機能面と意匠面の両方で納得できる仕上がりになりました。
袖ケ浦市神納のお住まいでは、押し入れ上部の雨染みをきっかけに調査を進めたところ、瓦の下にある杉皮の破れと下地の露出が雨漏りの原因になっていました。
こうした症状は、表面だけを直しても根本的な解決にならないケースが少なくありません。
私たちは室内の傷み方と屋根の状態をつなげて原因を見極め、必要な工事をわかりやすくお伝えすることを大切にしています。
弊社では、雨漏り修理はもちろん、屋根全体の状態を踏まえた最適なご提案にも力を入れています。
無料調査で現状をお調べし、無理のない方法をご案内いたしますので、天井のシミや壁際の変色など小さなサインでも遠慮なくご相談ください。
こちらの記事を書いた施工店【アメピタ木更津支店】
地域密着だからこそ出来る、「迅速な対応」「お客様の期待に応える」。お客様第一主義をスローガンに、スタッフ一同「お客様のために」を信念に、雨漏り修理に取り組んでおります。
いろいろな雨漏り修理を行ってきた私たちだからこそ出来る、「技術」「経験」があります。お客様の雨漏りに対するお悩みを早期解決に全力でお応えいたしますので、お気軽にご相談ください。
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