リフォーム時期に差し掛かり、屋根から雨漏りしてこないかが心配になり相談したところしっかりした提案をしてくれ、安心できた為。
施工内容 |
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築年数 |
約15年 |
施工期間 |
28日間 |
工事費用 |
217万円(外壁塗装含む) |
こんにちは!
アメピタさいたま見沼店です!
今回は工事の様子をお伝えさせていただければと思います。
ご依頼主様は雨漏りを心配されており、現状大丈夫かどうか一度調査をしてほしいとの事で調査をさせていただきました。現状特段瓦が大きく破損していたり、防水紙が露出している等の大きな問題はありませんでしたがその中で今後、雨漏りのリスクを抑えるにはどうしたらよいかというご相談を受け、それならばと屋根のカバー工事をご提案させていただきました。
屋根カバー工法では既存の瓦(スレート材等)の上に新たなルーフィング(防水シート)を設置し、その上に新たな屋根材を取り付ける工法で、既存の防水構造の上に新たな防水構造を作る事が出来るため雨に対しては万全の備えをする事が可能です。
それでは早速、作業を見てみましょう。
カバー工法ではまず、ルーフィングを敷いていきます。
使用されるルーフィングは
改質アスファルトルーフィングと呼ばれるもので、
従来の物よりも柔軟性に優れており、より長寿命化された物です。柔軟性を長期に渡って保ってくれる為、
家の振動(地震や大型車両の通過による揺れ等)が発生しても割れたりしにくい物になります。
ルーフィングの下が瓦である為、専用の釘で固定をします。
ルーフィングを敷き終わりましたら屋根材の取付を行っていきます。
今回使用しているのはアイジー工業の
スーパーガルテクトです。
これはガルバリウム鋼板製の屋根材で、耐久性が高いことが特徴となります。また、
内部に断熱材が入っており更には表面も遮熱性鋼板仕上げとなっている為、高い断熱性能が期待できる素材となっています。
従来の金属系屋根材の場合、
素材の特性上、日射により温度が上がりやすく室内にまで影響を与えてしまうという難点や、
構造上雨音などが響きやすいという難点がありました。しかしこの
スーパーガルテクトでは、上述のように
断熱材や遮熱性鋼板仕上げにより、そもそもの
素材の温度上昇を抑えてくれて
室内への影響を軽減してくれます。更には
断熱材が吸音材の役目も果たし、雨の強い日でも
室内に音が響きにくくしてくれます。
その為、屋根のリフォームには最適な素材です。
上の写真左側が屋根材を取り付けている途中で、棟の部分には木材を設置します。
右側の写真は棟の板金を設置している写真になります。板金の継ぎ目部分には水の回り込み防止と板金の固定を兼ねてシーリング材を施します。(板金の固定はビスでも行いしっかりと固定されますのでご安心ください)
壁際の方では今ある板金の上から被せるような形で仕上げます。その際生じる上端の隙間はシーリング材にて埋め、水の浸入を防止します。
右の写真は施工完了後の写真になります。この後、屋根材についた足跡などをふき取り、作業完了になります。
以上で工事のご紹介は終わりとなりますが、いかがだったでしょうか。
はじめにお伝えしたように、屋根カバー工事では防水という面に優れている他、遮熱性の向上というメリットもあります。
ですので、防水面と遮熱面が気になっているのであれば、屋根カバー工事という選択も良いのではないかと考えます。
遮熱性と言えば昨今では遮熱塗料の性能向上もあり、塗装する事で遮熱性を得る事も出来ます。しかしながら、塗装はあくまでも既存の瓦の保護という側面が強く、塗装をしたからと言って雨漏りに強くなるという事はありません。
業者の中には塗装をすると雨漏りが止まると言う業者も居ますが、それは間違いであることを知っておいてください。
雨漏りはあくまでもそれに対する処置をしっかりしないと止まりませんので、原因を究明し、そこに対して処置をする事が一番重要です。
もし、この記事をご覧いただいている方の中で、今現在雨漏りしてしまっている、もしくは雨漏りしていないか気になっているという方が居ましたらまずはお問い合わせください。
現地調査、ご相談、御見積等はすべて無料にて承らせていただいています!