ビフォーアフター

工事基本情報

点検の様子

　現地調査にお伺いしました。お客様がおっしゃっていましたように、和室の天井が黒く変色しています。強い雨が降ると、ここから雨水が浸水してしまうようです。瓦棒の屋根が一部、破損してしまい、雨漏りを引き起こしていました。

　破損以外にも錆びや変色、剥がれなどの症状が見受けられます。幸い、穴はあいていませんので、劣化が進行する前に塗装メンテナンスを行いましょう。
　今回は破損した部分の葺き替え工事で雨漏りを、屋根塗装工事で劣化症状を改善していきます。同時に天井の張り替え工事も行います。

部分的な葺き替えと塗装

　まずは、屋根の復旧工事を行います。屋根材が飛散してしまった部分の防水紙はほとんど残っておらず、野地板が露出している状態でした。
　葺き替える部分を清掃し、新しい防水紙を敷設していきます。改質アスファルトルーフィングは、通常のアスファルトルーフィングにポリマーや天然アスファルトを加えることで、防水性や耐久性を向上させたものになります。

　防水紙の上から垂木（心木）を等間隔で取り付けていきます。垂木を取り付けましたら、板金を張ります。
　垂木と垂木の間に板金を立ち上げて被せ、しっかりと固定します。軒先や棟際を調整し、棟を納めて葺き替え工事は完了です。

　続いて塗装を行います。屋根の表面には錆びや汚れが付着しているため、ワイヤーブラシを使って綺麗にしていきます。この作業をケレンといいます。
　ケレン後は、錆止め塗料を塗っていきます。今後、錆びが発生するのを抑制するためのものです。鉄部の塗装では、ケレンや錆止め塗装は必須になります。

　錆止め塗料を十分に乾燥させましたら、仕上げ塗料で塗装します。塗装にはバイオマスR-Siを使用しました。動植物から生まれる有機性の資源からつくられた地球にやさしい屋根塗料（シリコン塗料）です。
　建物の雰囲気を変えたくないとの事で、No.11（赤さび色）をお選びになりました。とても鮮やかで明るい素敵な色です！

　屋根の部分的な葺き替えと塗装が完了しました。雨漏りだけではなく、錆びや変色などの劣化症状も解消することができました。屋根の美観を維持し、いつまでも快適に暮らせるよう定期的にメンテナンスを行っていきましょう！

室内天井の張り替え

　屋根の復旧工事後、室内天井を張り替えました。黒く変色してしまった天井材を取り外し、新しく張り替えていきます。
　天井の張り替えはDIYを行うことも可能ですが、綺麗に仕上げるためにはやはり専門の業者に依頼するのが一番です。私たちアメピタでは、室内のリフォーム工事も承っておりますのでお気軽にご相談ください。

　天井の張り替えが完了しました。室内のシミも解消され、すっかり雨漏りの形跡が無くなりました。今回のように、室内にシミができている場合には、雨漏りを引き起こしている可能性があります。少しの異変でも放置せず、早めに補修しましょう。雨漏り点検、雨漏り補修はアメピタにお任せください。