ビフォーアフター

工事基本情報

点検の様子

　雨漏りを起こしている屋上の状態を確認するため、現地調査にお伺いしました。現在は、新型コロナウィルス対策として、マスクの着用と手先のアルコール消毒を徹底し、お客様邸にお伺いしておりますのでご安心ください。
　シート防水で施工された屋上では、そのシートが剥がれており、様々な部分にしわが出来てしまっている状態でした。これでは防水層の下に雨水が入り込んでもおかしくはありません。

　窓の下にあたる立ち上がり部分は完全に防水シートが剥がれてしまっています。また、剥がれてしまったシートが移動し、たわんでしまっている箇所もありました。
　傾斜が付いていない陸屋根（屋上）は、他の形状の屋根に比べて排水性が低いので、雨漏り対策や防水工事をしっかりと行っておくことが大切です。

ウレタン防水工事の通気緩衝工法

　今回は雨漏りを起こしているため、ウレタン防水工事の通気緩衝工法を実施します。下地の調整を行い、通気緩衝シートと脱気筒を取り付けます。通気緩衝シートによって下地からの水蒸気を脱気筒へ流し、排出します。シートの継ぎ目にはクロスを貼りましたので、捲れたり剥がれる心配はありません。

　窓の下の立ち上がり部分も同様、プライマーを塗布し、クロスを貼っていきます。シートの継ぎ目や立ち上がり部分の処理が終わりましたら、下塗りを行います。これでウレタン防水工事の準備ができました！

　防水工事にはダイフレックスのDSカラーを使用します。立ち上がりと床面に使用する防水材では粘度が異なり、作業がしやすくなっております。
　一度、全体的に塗装をしてから十分に乾燥させ、二度目の塗装を行っていきます。ウレタン防水は防水材を塗り重ねることで、厚みのある防水層を形成することができます。

　防水材を塗布した直後は青みを帯びたグレーですが、乾燥後は落ち着いたグレーになります。排水口にはカバーを取り付け、排水勾配の確認をしました。これで防水工事は完了です。

　ウレタン防水工事の通気緩衝工法が竣工となりました。数か月前から続いていた雨漏りが改善され、見た目もすっきりしました。ウレタン防水の耐用年数は10年程になりますので、時期が来ましたらメンテナンスを行っていきましょう！
　私たちアメピタでは、屋上やベランダ・バルコニーの防水工事も承っております。雨漏り補修、雨漏り対策をご検討された際には、お気軽にご相談ください。